はじめての葬儀ガイド|一般葬とは?流れ・費用・参列マナーまでやさしく解説

“葬儀”と聞くと、どんなイメージが浮かびますか?

おそらく多くの方が、大切な人との別れに直面した時、「何から始めればいいんだろう…」と不安になるのではないでしょうか。

最近では「家族葬」という言葉をよく耳にしますが、古くから多くの人に見送られてきた「一般葬」も、大切な選択肢の一つです。

この記事では、初めて葬儀に関わる方でも安心して進められるように、一般葬の基本的な流れから費用、そして参列時のマナーまで、一つひとつ丁寧にご紹介します。

故人様との最後の時間を、心穏やかに過ごすためのヒントになれば幸いです。

一般葬ってなに?家族葬とはどう違うの?

一般葬とは、ご家族・ご親族だけでなく、ご友人、職場や近所の方など、幅広い方々が参列する従来型のお葬式のことです。通夜と葬儀・告別式を2日間かけて行い、参列者が多いのが特徴です。

一方、家族葬は近親者のみで静かに執り行う葬儀形式。参列者を絞ることで、よりプライベートな空間を保ちやすく、近年選ばれることが増えています。

※私の体感では一般葬という名目で行うのは全体の1割以下というイメージです。

一般葬の基本的な流れ

  1. ご逝去・搬送・ご安置
    故人様を大切に搬送し、ご自宅や安置施設にて安らかにご安置します。
  2. お打ち合わせ
    葬儀社スタッフと詳細を決めます。宗派、祭壇、お料理、返礼品などもここで話し合います。
  3. 通夜
    夜を通して故人様と共に過ごし、弔問者と共にお別れの時間を持ちます。関西では親戚のみ通夜振る舞いをし、友人などは帰るのが一般的です。
  4. 葬儀・告別式
    読経や弔辞、焼香などを通じて、正式なお別れをします。一般の参列者もここでお別れをします。
  5. 出棺・火葬
    花を手向けてお別れをし、火葬場へと出発します。火葬場では収骨を行います。
  6. 精進落とし(仕上げ料理)
    関西では火葬中に仕上げ料理をとることが多く、早めに帰宅できるよう配慮される場合が多いです。

一般葬の費用感(私の勤める会社の場合)

  • 葬儀一式:50〜250万円ほど(祭壇、棺、式場設営などを含む)
  • 火葬料:数千円〜12万円(市区町村によって異なります)
  • 返礼品・料理:人数によって変動。おおよそ10〜30万円前後
  • 寺院関係費用(お布施など):10〜50万円程度(あくまで目安)

※あくまで目安であり、地域や希望内容によって差が出ます。

一般葬に参列する時のマナー

  • 服装:黒の喪服が基本。地味で落ち着いた服装を心がけましょう。
  • 香典:最近は辞退されることも多いです。表書きや金額は地域によるため、迷ったら葬儀社に確認を。
  • 焼香:宗派による違いはありますが、心を込めて手を合わせましょう。
  • 言葉遣い:昔からの「忌み言葉」はあまり気にされない傾向ですが、丁寧な言葉選びを心がけましょう。

葬儀社に相談する時のポイント

  • 一般葬と家族葬、どちらがよいかを比較したい
  • 希望する会場の広さや立地
  • 火葬場の空き状況や段取り
  • 菩提寺や宗派の確認
  • 費用や見積もりの明確化

※事前相談も可能です。「どんな準備が必要か」を知るだけでも、安心感は大きく変わります。

まとめ|形式だけでなく「気持ち」も大切に

一般葬は、故人様が歩んでこられた人生を多くの方々と共に偲ぶ、かけがえのない儀式です。

形式や費用も大切ですが、何よりも「故人様への感謝と、想いを込めて見送る気持ち」が一番の供養です。

このブログが、葬儀に関して不安な方の一助となれば幸いです。そしてどうか、ご自身を大切に。

生きてるだけで丸儲け、です。

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