法事の服装 完全ガイド

この記事でわかること

  • 平服=略喪服の正しい意味と、回忌別の目安
  • 女性・男性・子ども・妊婦の服装基準と具体例
  • 季節(とくに真冬)の防寒マナーと、小物の線引き
  • よくある迷い(色・素材・半袖・パンツスーツ 等)の回答

3行まとめ

  • 平服は普段着ではなく略喪服やフォーマル寄りが原則。黒〜濃紺の控えめな装いに小物も黒で統一。
  • 真冬は屋内でコートを脱ぐ前提で防寒。タイツは黒無地30–60デニール目安
  • 妊婦・授乳は前開き・授乳口・締め付け回避を優先。子どもは学年に合わせて濃色で整える。

法事の服装の基本

どの回忌でも「ここまで押さえれば大丈夫」が分かるよう、基準だけをやさしく整理します。

基本は喪服(正喪服/準喪服/略喪服)の範囲で整える。一般的な参列では準喪服が多く、三回忌以降は略喪服寄りが目安。色は黒基調(濃紺・チャコールも可)。小物は光沢のない黒で統一。

平服=略喪服の正解

  • 招待状に「平服でお越しください」は略喪服の意。普段着やデニム等は避け、落ち着いた濃色+シンプルを基本とする。家族のみの小規模でも同様。

「平服=普段着?」という不安を今日で手放しましょう。落ち着いた濃色を選び、装飾を控えれば、きちんと気持ちが伝わります。

女性の服装

  • 黒のワンピース/セットアップ/パンツスーツ(無地・光沢なし)。スカート丈は膝が隠れる程度。バッグ・靴・ベルトは黒で統一。

手持ちの黒を軸に、無理のない組み合わせで十分です。丈感と素材感を整えるだけで、印象は静かに整います。

男性の服装

• 黒無地のスーツ(光沢控えめ)、白シャツ、黒無地ネクタイ、黒靴下、黒靴。盛夏は移動時半袖可だが式中はジャケット着用が無難。 

ジャケットと黒無地のネクタイ・靴・靴下をそろえると、全体のトーンが自然に整います。派手さより清潔感を大切にしましょう。

子どもの服装(年齢別)

  • 乳児〜未就学:濃色トップス+黒または濃色ボトム。靴下は白より黒・紺が無難。
  • 小学生:制服があれば制服。なければ濃色カーディガン+白シャツ+濃色ボトム。
  • 中学生:制服(ブレザー等)。私服の場合は濃色×無地で整える。 

「制服がない」「動きやすさが心配」でも大丈夫。家にある濃色アイテムを中心に、無地でまとめれば十分ていねいな印象になります。

妊婦・授乳の服装

  • 前開きまたは授乳口付のブラックフォーマル、締め付けの少ないウエスト。マタニティ喪服が便利。間に合わない場合は光沢のない濃色で整える。足元は無理のないローヒールやフラット。 

体調がいちばん。前開き・授乳口・締め付けの少ない形を選んで、ラクに動ける安心感を優先しましょう。足元は無理のない高さで。


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・[前開き/授乳口つきブラックフォーマル
・[マタニティ黒タイツ 30–60デニール
・[フラット〜ローウェッジの黒靴
・[発熱インナー(黒/濃色)
・[貼るカイロ(目立ちにくいタイプ)

季節:真冬の防寒マナー

  • コート・マフラー・手袋は屋内で外す前提。会場までの移動はしっかり防寒、式場内では目立たない厚手インナー/カイロで調整。黒無地タイツ30–60デニール目安。ブーツは避ける。 

外ではしっかり温かく、式場では静かに整える──その切り替えがポイントです。インナーやタイツで目立たせず体温を守りましょう。

小物(靴・バッグ・アクセサリー)

  • 靴:黒プレーン、ヒールは3–5cm程度が目安。
  • バッグ:黒で小ぶり、金具は最小限、布・マット質感が安心。
  • アクセサリー:パール1連が基本。華美な装飾・大粒は避ける。 

小物を黒・無地・光沢控えめでそろえるだけで、全体が一段と落ち着きます。迷ったら「目立たない」を合言葉に選んでみてください。

よくあるQ&A(簡潔版)

「あれって大丈夫?」を短く確認できる駆け込み寺です。迷ったらここに戻って、必要なところだけサッと確かめてください。

  • パンツスーツはOK? … 無地・光沢なしなら可(略喪服域)。 
  • ネイビーは可? … 略喪服域なら濃紺可。招待文や回忌で判断。 
  • 半袖は? … 式中はジャケットを着用。移動時の体温調整に留める。 

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・[黒無地ネクタイ(織柄なし)
・[黒無地ストッキング 30–60デニール
・[プレーンパンプス 3–5cm
・[布製フォーマルバッグ(小型・金具控えめ)

まとめ

法事の服装は「控えめな黒を基準に、略喪服〜準喪服で整える」が土台です。
平服=普段着ではなく“略喪服”。黒〜濃紺の無地で、光沢を避け、小物も黒で統一すれば十分ていねい。
真冬は移動中だけしっかり防寒、式場ではコート等を外す前提で。タイツは黒無地30〜60デニール目安、ブーツは避けます。
妊婦・授乳・子どもは体調と動きやすさを最優先に、濃色無地で整えればOK。
迷ったら「黒・無地・光沢なし・小物も黒」。この一文に戻ればハズしません。

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