いっきに完璧を目指さなくて大丈夫。分かるところだけ埋めて、あとで足せばOKです。番号や暗証は書かず、保管場所だけを書きましょう。
使い方(かんたん3ステップ)
- 通帳・保険証券・請求書をテーブルに一山だけ出す。
- 下のテンプレを印刷/コピペして、分かる行だけ埋める。
- 書き終えたら、家族1人にコピーを渡し、更新日を大きく。
テンプレ(そのまま印刷/コピペ)
資産・保険の棚卸し(A4・1枚)
1. 銀行・証券(口座番号は書かない)
金融機関名支店
種別名義
通帳/カードの場所
自動振替
2. クレジット・キャッシュレス・サブスク
サービス名支払い元
更新月解約先
3. 保険(生命・医療・がん・火災・自動車・共済・介護)
会社名種類
担当/電話
証券の場所受取人
4. 年金・退職金(国民/厚生/共済/iDeCo/企業年金)
種類問い合わせ先
基礎年金番号
「ねんきん定期便」の保管場所:
5. 不動産・車
種類
所在地/車種
名義権利証の場所
固定資産税
6. 借入・ローン(ある場合)
金融機関毎月
引落口座
7. 貴重品・デジタル
実印/銀行印/印鑑カード
マイナンバーカード
貴金属・コレクション
デジタル(写真/クラウド/ポイント)
※パスワードは書かず、別封筒に入れて封筒の保管場所だけを書く。
8. 連絡してほしい専門家
税理士/司法書士/弁護士/社労士/FP/ケアマネ電話
9. メモ(家族へのひとこと)
例
使い方:わかる所だけでOK。誕生月や年末に5分だけ見直すと続きます。
メモ:行が足りなければ裏面を使うか、同じブロックをコピーして増やしてください。
書き方のコツ(70代でも迷わない)
- 場所→名前→金額の順で書くとラク(場所だけでも十分役立ちます)。
- 「分からない」は空欄OK。見つけた日に追記。
- サブスクは請求メールの件名を検索すると一覧が出やすい。
- ポイント/マイルは失効月を書いておくと家族が使い切れます。
記入例(短くシンプルに)
- みずほ銀行/梅田支店/普通/通帳はリビング棚・黒箱/電気・水道引落
- 県民共済(医療)/証券は家計ファイル真ん中/受取:妻
- iDeCo(SBI)/ログインメモは別封筒/ねんきん定期便は青いクリアファイル
- 火災保険:東京海上/更新7月/担当:山田さん 06-xxxx-xxxx
- Amazonプライム/カード払い/更新月10月/解約先URLは付せん
保管と共有(見つかる仕組み)
- 原本:リビングの引き出し or 家計ボックス。表紙に「資産の位置メモ」と明記。
- コピー:家族に1人1部。
- デジタル控え:PDF化して家族共有フォルダへ(iCloud/Googleドライブ)。
- 更新タイミング:誕生月か年末に5分だけ見直し。
ひとこと:ここまで書けたら十分。金額が書けなくても、保管場所の手がかりがあるだけで、家族はとても助かります。次の回で「相続・年金・各種手続きの全体像」を一緒に作りましょう。
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