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葬儀の事前相談を考えたとき、
「何を確認すればいいのかわからない」
「家族で何も決まっていない」
「その場で契約を勧められそうで不安」
と感じる方は多いと思います。
結論からいうと、事前相談へ行く前に、すべてを決める必要はありません。
このチェックリストの目的は、正解を埋めることではなく、
・家族で決まっていること
・家族で意見が違うこと
・葬儀社に聞かなければわからないこと
を見えるようにすることです。
私は一級葬祭ディレクターとして葬儀の現場を経験し、現在は葬儀社で事前相談や電話対応に携わっています。
現場でご家族が困るのは、葬儀の知識がないからだけではありません。
「誰が決めるのか」
「誰まで知らせるのか」
「費用を誰が負担するのか」
「本人の希望を、どこまで優先するのか」
こうした家族の中の整理がつかないまま、短い時間で判断しなければならないことが、大きな負担になります。
全部決めなくても大丈夫です。
まずは、家族が迷いそうな場所を見つけるところから始めましょう。
事前相談の流れや相談方法を先に確認したい方は、葬儀の事前相談で何を聞く?流れ・持ち物・見積もり確認ポイントも参考にしてください。
この記事でわかること
・事前相談前に家族で確認すること
・葬儀社に聞いておきたい質問
・見積書で確認するポイント
・家族の意見が違うときの整理方法
・相談後に家族で共有すること
3行まとめ
事前相談の前に、すべてを決める必要はありません。
まずは、搬送先・安置場所・菩提寺・参列範囲・費用・家族の窓口を確認しましょう。
わからない項目や意見が違う項目は、そのまま葬儀社への質問にすれば大丈夫です。

事前相談チェックリストの使い方
このチェックリストは、すべての項目にチェックを入れるためのものではありません。
次の3つに分けながら使ってください。
・○ 家族で決まっている
・△ 家族で話し合いたい
・? 葬儀社に確認したい
「?」が多くても問題ありません。
何がわからないのかが見えれば、事前相談でする質問が具体的になります。
家族の意見が違う項目も、無理に一つへまとめなくて大丈夫です。
「父はこう考えている」
「母はここを心配している」
「子ども世代は費用が不安」
それぞれの考えを残したまま、相談員へ伝えてください。
事前相談は、家族の意見を無理にそろえる場ではありません。
家族だけでは決めにくいことを、専門家と一緒に整理する場です。
時間がないときは、まずこの7項目
すべての項目を見る時間がない場合は、次の7つを優先してください。
□ もしものときに最初に電話する葬儀社
□ 病院や施設からの搬送先
□ 自宅・会館などの安置場所
□ 菩提寺や付き合いのある宗教者の有無
□ 誰まで訃報を知らせるか
□ 葬儀費用をどこから出すか
□ 誰が家族と葬儀社の窓口になるか
この7つは、亡くなった直後の動きに直接関わります。
祭壇のデザインや料理の細かな内容よりも、まずはこちらを確認しておく方が、実際の負担を減らせます。
【現場からのひと言】
亡くなった直後に、最初に聞かれるのは祭壇の希望ではありません。
多くの場合、最初の判断は「どこへお連れしますか」です。
搬送先と安置場所だけでも家族で話しておくと、もしものときの負担は大きく変わります。
家族で確認する事前相談チェックリスト
誰の相談なのか
□ 自分自身
□ 親
□ 配偶者
□ 兄弟姉妹
□ その他の親族
現在の状況
□ 元気なうちの終活として考えている
□ 入院している
□ 施設へ入居している
□ 看取りや余命の話が出ている
□ 状況が切迫している
□ まだ具体的な状況ではない
現在の状況によって、相談の優先順位は変わります。
元気なうちであれば、複数の葬儀社を比べながら、ゆっくり考えられます。
看取りが近い場合は、細かな演出よりも、
・最初の連絡先
・搬送先
・安置場所
を先に確認しておきましょう。
状況が切迫している場合は、そのことを葬儀社へ正直に伝えて大丈夫です。
もしものときに連絡する葬儀社
□ 連絡先が決まっている
□ 候補がある
□ 資料だけ取り寄せている
□ まだ何も決めていない
□ 24時間連絡できるか確認した
□ 深夜や早朝の連絡方法を確認した
□ 電話番号を家族にも共有した
事前相談をした本人だけが連絡先を知っていても、もしものときに本人が電話できるとは限りません。
電話番号は、配偶者や子どもなど、実際に動く可能性がある家族にも共有しておきましょう。
搬送先と安置場所
□ 自宅へ帰してあげたい
□ 葬儀会館へ搬送してほしい
□ 安置施設で預かってほしい
□ 面会できる場所がよい
□ 家族が付き添える場所がよい
□ まだ決めていない
自宅へ帰してあげたいという希望があっても、住宅事情や階段、部屋の広さなどによっては難しい場合があります。
反対に、「マンションだから自宅安置は無理」と思っていても、条件によっては可能です。
自宅安置を希望する場合は、住所や建物の状況を葬儀社へ伝えて確認しましょう。
会館や安置施設を利用する場合は、次の点も確認します。
□ 面会できる時間
□ 面会に予約が必要か
□ 家族の付き添いや宿泊ができるか
□ 安置費用は何日分含まれているか
□ 安置日数が延びると、いくら増えるか
安置場所は、故人を一時的に預けるだけの場所ではありません。
ご家族が故人と、どのような時間を過ごせるかを左右する場所です。
費用だけでなく、面会や付き添いの条件まで確認してください。
宗教・宗派・菩提寺
□ 菩提寺がある
□ 宗派がわかる
□ 宗派はわからない
□ お寺との付き合いはない
□ 寺院墓地にお墓がある
□ 無宗教で送りたい
□ まだ決めていない
菩提寺がある場合は、葬儀形式を決める前に、一度連絡した方がよいことがあります。
特に寺院墓地へ納骨する予定がある場合は、葬儀や戒名・法名について確認が必要になることがあります。
直葬や無宗教葬を希望していても、先にお寺へ確認した方がよいケースがあります。
宗派がわからなくても、寺院名やお墓の場所がわかれば、相談の手がかりになります。
誰まで訃報を知らせるか
□ 同居家族だけ
□ 子ども・孫まで
□ 兄弟姉妹まで
□ 親しい親族まで
□ 友人や近所の方にも知らせる
□ 会社関係にも知らせる
□ まだ決めていない
「家族葬にしたい」と考えるだけでは、参列人数は決まりません。
家族葬という言葉には、家族数人だけの葬儀から、親族や親しい友人を含む葬儀まで、さまざまな形があります。
大切なのは、形式の名前よりも、
・誰に知らせたいか
・誰に見送ってほしいか
・知らせなかった方へ、あとでどう伝えるか
を考えることです。
知らせないことが悪いのではありません。
知らせる範囲と、知らせなかった方への対応まで考えておくことが大切です。
参列人数の目安
□ 5人以内
□ 10人前後
□ 20人前後
□ 30人前後
□ それ以上
□ まったく読めない
正確な人数でなくても大丈夫です。
「親族だけなら10人程度」
「友人まで知らせると30人程度」
という幅で考えておけば、式場や料理、返礼品の見積もりを作りやすくなります。
見積書を見るときは、何人を想定して作られた金額なのかも確認してください。
希望する葬儀形式
□ 一般葬
□ 家族葬
□ 一日葬
□ 直葬・火葬式
□ 無宗教の葬儀
□ まだ決めていない
葬儀形式は、最初に決めるものではありません。
次の4つを整理した結果として、家族に合う形式が見えてきます。
□ 誰に見送ってほしいか
□ お別れの時間をどれくらい取りたいか
□ 宗教儀礼を行いたいか
□ 費用や準備の負担をどこまで抑えたいか
葬儀形式は最初に選ぶものではなく、家族の希望を整理した結果として決まるものです。
先に形式名だけを決めると、
「家族葬にしたけれど、思ったより人数が増えた」
「直葬にしたけれど、お別れの時間が短かった」
「一日葬を希望したが、菩提寺との調整が必要だった」
というズレが起こることがあります。
直葬と家族葬で迷っている方は、直葬と家族葬の違いは?費用・流れ・後悔しない選び方も参考にしてください。
家族が大切にしたいこと
□ 費用をできるだけ抑えたい
□ ゆっくりお別れをしたい
□ 宗教儀礼を大切にしたい
□ 親族へ失礼のない形にしたい
□ 家族の負担を減らしたい
□ 故人らしい雰囲気にしたい
□ できるだけ簡素にしたい
□ まだわからない
ここは、家族で同じ答えにならなくても大丈夫です。
葬儀では、すべてを最大限にすることはできません。
費用、お別れの時間、宗教儀礼、親族対応、家族の体力。
何を優先するかによって、選ぶ形は変わります。
事前相談で本当に大切なのは、「どのプランを選ぶか」よりも、「家族として何を守りたいか」を言葉にすることです。
ここまで決まっていなくても大丈夫です
チェック項目が多く、少し疲れてきたかもしれません。
ここまで全部決まっていなくても問題ありません。
「わからない」と気づけた項目は、そのまま相談員へ持っていけます。
すべての答えを用意することより、家族が迷いそうな場所を一つ見つけられたことの方が大切です。
予算と費用の出どころ
□ 具体的な予算上限がある
□ できるだけ抑えたい
□ 必要な部分には費用をかけたい
□ まだ金額の見当がつかない
□ 本人の預貯金を使う予定
□ 保険金を使う予定
□ 家族が立て替える予定
□ 兄弟姉妹で分担する予定
□ まだ決めていない
費用については、「いくらまで出せるか」だけでなく、「誰が、いつ、どのように支払うか」まで確認しておきましょう。
葬儀社の支払い期限と、保険金などを受け取る時期が同じとは限りません。
事前相談では、次の点も確認してください。
□ 支払い期限
□ 現金・振込・カードなどの支払い方法
□ 分割払いの可否
□ 請求書の名義
□ キャンセルや変更の条件
費用への不安が大きい方は、葬儀費用が不安なときは?払えない事態を防ぐ準備と費用を抑える考え方も参考になります。
家族の窓口になる人
□ 配偶者
□ 長男・長女などの子ども
□ 兄弟姉妹
□ その他の親族
□ まだ決まっていない
□ 葬儀社と連絡を取る人
□ 親族へ連絡する人
□ 菩提寺へ連絡する人
□ 費用を確認する人
喪主と、実際に葬儀社と連絡を取る人が同じとは限りません。
高齢の配偶者が喪主となり、子どもが葬儀社との窓口になることもあります。
【現場からのひと言】
ご家族全員が別々に希望を伝えると、葬儀社側でも、誰の判断を優先すればよいかわからなくなることがあります。
最終判断を一人へ押しつける必要はありません。
ただし、葬儀社との連絡窓口は一人決めておいた方が、内容の行き違いを防げます。
事前相談で確認したいのは、何をするかだけではなく、誰が判断するかです。
葬儀社に聞く質問チェックリスト
もしものときの初動
□ 亡くなったときは、最初にどこへ電話しますか?
□ 深夜や早朝でも対応してもらえますか?
□ 病院や施設には、どのくらいで迎えに来てもらえますか?
□ 搬送先が決まっていない場合も相談できますか?
□ 事前相談の記録は、電話したときに確認してもらえますか?
搬送と安置
□ 搬送費用は、どこからどこまで含まれていますか?
□ 深夜・早朝や長距離搬送で追加費用はかかりますか?
□ 安置場所はどこになりますか?
□ 安置中に面会できますか?
□ 家族の付き添いや宿泊はできますか?
□ 安置費用は何日分含まれていますか?
□ 1日延びると、いくら増えますか?
□ ドライアイスや保冷処置は別料金ですか?
葬儀の内容
□ 希望する人数に合う式場はどこですか?
□ 家族葬・一日葬・直葬では、何が変わりますか?
□ 通夜を行わない場合の注意点はありますか?
□ お別れの時間は、どのくらい取れますか?
□ 故人らしい品物や写真を飾れますか?
□ 無宗教の場合、どのような流れになりますか?
□ 菩提寺がある場合、何を確認すればよいですか?
見積もりと追加費用
□ 基本プランには何が含まれていますか?
□ 見積もりに含まれていないものは何ですか?
□ 火葬料は含まれていますか?
□ 式場使用料は含まれていますか?
□ 料理は何人分で計算されていますか?
□ 返礼品は何個分で計算されていますか?
□ 料理や返礼品の数は、いつまで変更できますか?
□ 宗教者へのお礼は別ですか?
□ この見積もりから金額が増えるのは、どのような場合ですか?
最後の質問は、ぜひ聞いてほしい質問です。
この見積もりから金額が増えるとしたら、どのような場合ですか?
葬儀費用の不安は、表示された金額が高いか安いかだけではありません。
「最終的に、どこまで増えるかわからない」という不安も大きいものです。
増える条件を先に確認すると、家族で判断しやすくなります。
契約と支払い
□ 見積もりだけ持ち帰っても大丈夫ですか?
□ その場で契約する必要はありますか?
□ 契約後に内容を変更できますか?
□ キャンセル料はいつから発生しますか?
□ 支払い期限はいつですか?
□ 利用できる支払い方法は何ですか?
□ 会員制度や積立制度の条件は何ですか?
事前相談をしたからといって、その場で契約しなければならないわけではありません。
不安な場合は、相談の最初に、
「今日は契約ではなく、まず相談と見積もりの確認をお願いします」
と伝えておくと安心です。
営業や契約が不安な方は、葬儀の事前相談は必要?メリット・デメリットと営業・契約の注意点も確認しておきましょう。
見積書は「同じ条件」で比べる
葬儀社の見積書は、総額だけを見ても正確には比べられません。
人数、安置日数、搬送距離、料理、返礼品、式場などの条件が違えば、金額も変わります。
見積書は葬儀費用の正解ではなく、現時点の条件で作られた予測です。
複数社を比べる場合は、できるだけ次の条件をそろえてください。
□ 葬儀形式
□ 参列人数
□ 安置日数
□ 搬送距離
□ 式場
□ 料理の人数
□ 返礼品の数
□ 火葬料を含むか
□ 宗教者へのお礼を含むか
安い見積もりが悪いわけではありません。
高い見積もりが安心とも限りません。
大切なのは、「何が含まれていて、どの条件で増えるのか」を比べることです。
「一式」と書かれている項目は、中身と数量も確認しましょう。
葬儀費用の内訳を詳しく確認したい方は、葬儀費用の内訳|総額が変わる理由と見積もりで確認する7項目も参考にしてください。
まだ葬儀社を決めていないとき
まだ相談する葬儀社が決まっていなくても、焦って一社へ決める必要はありません。
特に、次のような方は、対面相談の前に資料を取り寄せる方法があります。
・相談へ行くほど状況は切迫していない
・近所の葬儀社しか知らず、相場がわからない
・家族葬・一日葬・直葬を家族で見比べたい
・営業されるのが不安で、まず自宅で考えたい
資料請求は、葬儀を申し込むことではありません。
資料を見ながら、
・どのような見送りができるか
・どこまで費用に含まれるか
・家族が大切にしたいことは何か
・葬儀社へ何を質問するか
を整理できます。
このチェックリストを埋めるための比較材料として使うと、資料を見る目的もはっきりします。
ただし、広告に表示された金額だけで決めず、火葬料、搬送距離、安置日数などを含めた条件で確認してください。
事前相談に持っていくもの
事前相談は、特別な書類がなくても受けられることが多いです。
次のものがあれば、相談が進めやすくなります。
□ この事前相談チェックリスト
□ 参列人数の目安
□ 菩提寺や宗派の情報
□ 希望する地域や会館
□ 家族で話した内容のメモ
□ エンディングノート
□ 他社の見積書や資料
□ 本人の人柄がわかる写真や情報
すべて持っていく必要はありません。
宗派や人数がわからなければ、「わからない」と伝えて大丈夫です。
相談の流れや会館見学の確認ポイントは、葬儀の事前相談で何を聞く?流れ・持ち物・見積もり確認ポイントで詳しく解説しています。
家族の意見が違うときの整理方法
家族で話していると、意見が違うことがあります。
「本人は簡素でいいと言っていた」
「親族には、きちんと知らせたい」
「費用を抑えたい」
「何もしないのは後悔しそう」
どの考えも、間違いとは限りません。
葬儀には、本人の希望だけでなく、残された家族の気持ち、費用、親族関係、宗教上の事情も関わります。
意見が違うときは、すぐに多数決をせず、次のように分けてください。
本人が希望していたこと
□ 葬儀の形式
□ 呼んでほしい人
□ 宗教やお墓について
□ 費用の使い方
□ 家族へ伝えていた言葉
家族が心配していること
□ 費用
□ 親族への説明
□ お別れの時間
□ 葬儀後の後悔
□ 高齢の家族の体力
□ 準備や対応の負担
葬儀社に聞いてから判断すること
□ 複数の葬儀形式で見積もりを作れるか
□ 費用を抑えながら残せることは何か
□ 親族対応を含めた別の方法があるか
□ お別れの時間を確保できるか
□ 菩提寺との調整が必要か
家族葬と直葬で意見が分かれている場合は、同じ人数と条件で両方の見積もりを作ってもらうと整理しやすくなります。
家族だけで結論を出せないことを、専門家へ持ち込むことも事前相談の役割です。
事前相談後に家族で共有すること
事前相談を受けても、その内容を家族が知らなければ、もしものときに活かせません。
相談後は、次の内容を共有してください。
□ 相談した葬儀社の名前
□ もしものときの電話番号
□ 搬送先の候補
□ 安置場所の候補
□ 希望する葬儀形式
□ 参列してほしい人の範囲
□ 見積もりの金額
□ 見積もりに含まれているもの
□ 追加費用が出る条件
□ 菩提寺への連絡が必要か
□ 家族の連絡窓口
□ まだ決まっていないこと
見積書や資料は、家族がわかる場所に保管しましょう。
エンディングノートへ挟む、共有ファイルへ入れる、家族のLINEで保管場所を伝えるなど、方法は何でも構いません。
【現場からのひと言】
事前相談を受けていても、ご家族がその事実を知らず、亡くなった後に別の葬儀社へ連絡することがあります。
大切なのは、相談を受けたことよりも、
「もしものときは、ここへ電話する」
「資料は、ここにある」
と、実際に動く家族が知っていることです。
事前相談で無理に決めなくてもよいこと
次のような項目は、実際の日程や人数が決まってから調整できることも多いです。
□ 正確な参列人数
□ 料理や返礼品の最終数
□ 遺影写真
□ 供花の数
□ 弔電や香典の細かな対応
□ 葬儀当日の席順
□ 喪主挨拶の内容
□ 細かな演出や飾り付け
反対に、早めに確認しておきたいのはこちらです。
□ もしものときの連絡先
□ 搬送先
□ 安置場所
□ 菩提寺や宗教者の有無
□ 葬儀形式の大まかな方向
□ 参列者の範囲
□ 費用の目安と支払い方法
□ 家族の連絡窓口
事前相談では、葬儀当日の細かな形より、亡くなった直後に家族が困ることを先に整理しましょう。
よくある質問
何も決まっていなくても相談できますか?
相談できます。
「何から決めればよいかわからない」
「家族葬と直葬の違いがわからない」
「費用だけ先に知りたい」
という段階でも問題ありません。
このチェックリストの「?」になった項目を、そのまま相談員へ見せても大丈夫です。
一人で相談へ行っても大丈夫ですか?
一人でも相談できます。
ただし、相談後は、見積書や確認した内容を家族へ共有してください。
家族の意見が分かれそうな場合は、次回の相談へ一緒に参加してもらう方法もあります。
見積もりだけもらえますか?
見積もりだけ受け取れる葬儀社もあります。
ただし、具体的な見積もりを作るには、人数、葬儀形式、安置場所、料理や返礼品などの条件が必要です。
条件が決まっていない場合は、複数のパターンで作ってもらえるか確認してください。
その場で契約しないと失礼ですか?
失礼ではありません。
迷いがある場合は、
「家族で確認してから決めます」
「今日は見積もりを持ち帰ります」
と伝えて大丈夫です。
いつ事前相談へ行けばよいですか?
元気なうちでも、入院中でも相談できます。
ただし、状況が切迫するほど、比較や家族で話し合う時間は短くなります。
「まだ早いかな」と思える時期の方が、落ち着いて相談しやすいものです。
チェックリストを使った次の一手
ここまで確認して、
・相談する葬儀社が決まっていない
・費用やプランの相場がわからない
・家族だけでは葬儀形式を選べない
という場合は、資料請求や事前相談へ進む段階です。
資料を取り寄せる場合も、すぐに申し込む必要はありません。
このチェックリストと照らし合わせながら、
・希望する地域に対応しているか
・安置や搬送の条件はどうか
・希望する葬儀形式があるか
・表示金額に何が含まれているか
を確認してください。
一社へ決めることより、家族が納得して判断できる材料を持つことを優先しましょう。
まとめ|全部決めるより、家族が迷う場所を見つける
葬儀の事前相談チェックリストは、理想の葬儀を完璧に決めるためのものではありません。
家族の中で、
・決まっていること
・意見が違うこと
・葬儀社に聞きたいこと
を見えるようにするための道具です。
まずは、
「もしものときは、どこへ電話するか」
「どこへ搬送し、どこで安置するか」
「菩提寺へ連絡する必要があるか」
「誰まで知らせるか」
「費用をどこから出すか」
「誰が連絡の窓口になるか」
を確認してみてください。
全部を決めなくても大丈夫です。
家族が困りそうな場所を一つ見つけ、話し合えたなら、それだけでも十分な準備です。


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