はじめに
喪中はがきが間に合わなかった。年賀状が届いてしまった。
そういうときに一番きれいに収まるのが寒中見舞いです。
焦って出すより、寒中見舞いで整えた方が丁寧に見えます。
この記事でわかること
・寒中見舞いを出せる時期の目安
・喪中のときの使い方（欠礼の代わり／返信）
・そのまま使える例文（状況別）
・年賀っぽい表現で失敗しないコツ
3行まとめ
・寒中見舞いは「寒い時期の挨拶状」で、喪中の連絡にも使える
・目安は松の内が明けてから立春前まで（地域差あり）
・年賀表現は避け、短いお礼と気遣いでOK
寒中見舞いとは？
寒中見舞いは、寒さが厳しい時期に、相手の健康を気遣う挨拶状です。
ここに、喪中で年始の挨拶を控えたことや、年賀状へのお礼を自然に添えられます。
いつ出す？目安の期間
一般的な目安はこの期間です。
・出し始め：松の内が明けてから（地域差はありますが、だいたい1/7以降）
・締め切り：立春の前まで（2月初旬ごろ）
この期間を外したら、無理に出さなくても大丈夫です。別の形で近況連絡に切り替えればOK。
喪中のとき、寒中見舞いが活躍する3パターン
1）喪中はがきが12月に間に合わなかった
寒中見舞いで「年頭の挨拶を控えた」ことを伝えれば問題ありません。
2）年賀状が届いてしまった（こちらが喪中）
相手は知らずに出しているだけです。
寒中見舞いで、お礼＋欠礼の事情を短く伝えるのがいちばん穏当です。
3）相手が喪中だった
相手から喪中はがきが来た場合、年賀状の代わりに寒中見舞いで一言添えると丁寧です。
例文集（状況別）
喪中はがきの代わり（欠礼の連絡）
寒中お見舞い申し上げます
喪中につき年頭のご挨拶を失礼いたしました
本年も変わらぬお付き合いのほどお願い申し上げます
寒さ厳しき折 どうぞご自愛ください
令和○年○月
年賀状をいただいた後（お礼＋欠礼）
寒中お見舞い申し上げます
ご丁寧な年賀状をありがとうございました
喪中につき年頭のご挨拶を失礼いたしました
寒さ厳しき折 どうぞお体に気をつけてお過ごしください
令和○年○月
相手が喪中だったとき（年賀状の代わり）
寒中お見舞い申し上げます
ご服喪中と伺い 年頭のご挨拶を控えさせていただきました
寒さ厳しき折 どうぞご自愛ください
令和○年○月
注意点（ここでミスりがち）
・謹賀新年、賀正、あけましておめでとう、今年もよろしく、は書かない
・長い説明はしない（相手が気を遣います）
・年賀状っぽいテンションの文章や写真は避ける（基本は落ち着いた挨拶状）
関連：喪中はがきの基本
喪中はがきの書き方・例文はこちら
まとめ
喪中の連絡が遅れたときは、寒中見舞いが一番きれいに収まります。
文章は短く、相手の体調を気遣う一言があれば十分です。
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