「大阪市の規格葬儀なら、葬儀費用を安く抑えられるの?」
「百合と桔梗は、何が違う?」
「家族規格葬儀というプランも見たけれど、これも大阪市の制度?」
大阪市の規格葬儀を調べると、似た名前がいくつも出てきます。
結論からいうと、大阪市が内容と料金を定めている規格葬儀は「百合」と「桔梗」の2種類です。
一方、「家族規格葬儀」は、一般社団法人大阪市規格葬儀協会が独自に用意している家族葬プランです。
同じ「規格」という言葉が二度出てくる。ここが、この制度をややこしくしている本丸です。
さらに、制度上の内容と、葬儀社が実際にどのような葬儀へ案内しているかも、必ずしも同じではありません。
私は一級葬祭ディレクターとして大阪で葬儀の現場を経験し、現在も電話対応や事前相談、火葬予約などに携わっています。
現場目線で大切なのは、制度名や基本料金だけで選ばず、搬送・安置・式場・火葬まで含めた総額と、実際にできるお別れの内容を確認することです。
※制度と料金は2026年7月27日時点で確認しています。
この記事でわかること
- 大阪市規格葬儀の仕組みと対象者
- 百合・桔梗の料金と内容の違い
- 規格葬儀に含まれない費用
- 家族規格葬儀との運営主体・内容の違い
- 現場でのプランの使い分け
- 3つのプランを総額で比較する方法
- 申込み時に葬儀社へ伝えること
3行まとめ
- 大阪市が内容と料金を定める規格葬儀は「百合」と「桔梗」の2種類
- 「家族規格葬儀」は、大阪市規格葬儀協会の加盟店で利用できる独自プラン
- 桔梗の位置づけや家族規格葬儀の案内方法は葬儀社によって異なるため、同じ条件の総額で比べることが大切

大阪市規格葬儀は、市が内容と料金を定める制度
大阪市規格葬儀は、市民の葬儀費用を抑えながら、儀式の尊厳を保つために設けられた制度です。
大阪市が葬儀用品や飾り付けなどの内容と料金を定め、指定を受けた葬儀社が実際の葬儀を行います。
2026年7月現在、大阪市は市内の66の葬儀業者を取扱店に指定しています。
つまり、大阪市の職員が葬儀を行うわけでも、市役所の窓口へ葬儀を申し込むわけでもありません。
大阪市の指定店一覧から葬儀社を選び、直接申し込みます。
対象者について、大阪市公式サイトでは「大阪市民の方」と案内されています。
ただし、故人と申込者の住所が異なる場合に、どちらを基準に判断するのかまでは公式ページに明記されていません。判断に迷う場合は、契約前に指定店または大阪市へ確認してください。
制度の条件や指定店は、大阪市公式の規格葬儀制度案内で確認できます。
市民葬・市営葬儀・規格葬儀は同じもの?
「市民葬」や「市営葬儀」は、自治体が関係する葬儀制度を表す言葉として使われることがあります。
ただし、全国共通の制度名ではなく、自治体によって内容や申込条件が異なります。
大阪市における正式な制度名は「大阪市規格葬儀」です。
大阪市では、市民葬や市営葬儀という別の制度が用意されているわけではありません。
また、大阪市規格葬儀と大阪市立斎場も別の仕組みです。
- 大阪市規格葬儀:葬儀用品や飾り付けなどの内容と料金を定めた制度
- 大阪市立斎場:火葬や葬儀を行うための施設
規格葬儀を選んだからといって、大阪市立斎場の式場料や火葬料まで基本料金に含まれるわけではありません。
公営斎場については、公営斎場と民営斎場の違いでも詳しく解説しています。
百合・桔梗の料金と違い
大阪市規格葬儀には「百合」と「桔梗」があります。
| 種類 | 大人(10歳以上) | 小人(10歳未満) | 主な違い |
|---|---|---|---|
| 百合 | 356,180円 | 335,170円 | 御祭壇、門前飾り、受付・放送設備などを含む |
| 桔梗 | 204,270円 | 183,260円 | 鯨幕、掛軸、祭壇脇の樒などを中心とした内容 |
大人の場合、百合と桔梗の差額は151,910円です。
どちらにも、棺、仏衣、位牌、枕元の飾り、焼香用品、納棺や式進行を担当するスタッフなどが含まれています。
大きく違うのは、祭壇や門前飾り、受付設備などの範囲です。
百合に含まれる主なもの
百合には、次のような内容が含まれます。
- 御祭壇
- 白絹幕、水引幕、鯨幕
- 経机、位牌台、掛軸
- 柩前の飾り花や祭壇脇の樒
- 尊名建札、日時建札、提灯台
- 放送設備
- 受付用の机、椅子、テント
- 棺、仏衣、位牌、焼香用品
- 納棺・飾り付け・式進行を担当するスタッフ
祭壇だけでなく、参列者を受け入れるための設備まで含まれているのが百合の特徴です。
桔梗に含まれる主なもの
桔梗には、次のような内容が含まれます。
- 鯨幕、掛軸、祭壇脇の樒
- 日時建札、水引幕
- 焼香机と焼香用品
- 枕元の飾り
- 棺、仏衣、位牌
- 納棺・飾り付け・式進行を担当するスタッフ
大阪市の公式な内容表では、桔梗に「御祭壇」は記載されていません。
百合より飾り付けや設備を抑え、昔ながらの仏式葬儀に必要な用品を中心にした内容です。
「安い桔梗だと、スタッフがほとんど付かないのでは」と心配されることがあります。
桔梗にも、納棺・飾り付け・式進行という業務は含まれています。
ただし、スタッフの人数、対応時間、どこまで進行を任せられるかまで一律に決められているとは限りません。見積もり時に確認しましょう。
なお、百合・桔梗とも、規格内容の一部を使わなくても減額はできません。
「受付用のテントはいらないから、その分を安くしてほしい」といった調整はできないため、含まれる内容が葬儀の規模や式場に合っているかを先に確認する必要があります。
規格葬儀の料金に含まれないもの
大阪市が公表している百合・桔梗の料金は、葬儀全体の総額ではありません。
大阪市は、主に次の費用を規格葬儀に含まれないものとして挙げています。
- 読経料などの宗教者費用
- 遺影写真
- 粗供養、飲食費
- 式場使用料
- 会葬礼状
- ドライアイスなどの冷却費用
- 霊柩自動車、マイクロバス、タクシー
- 火葬料
このほか、利用条件によって次のような費用も確認が必要です。
- 病院や施設から安置場所までの搬送
- 安置施設の使用料
- 追加のドライアイス
- 供花や希望する葬祭用品
- 搬送距離や深夜・早朝による追加料金
特に見落とされやすいのが、搬送・安置・ドライアイスです。
現場では、百合にするか桔梗にするかを決めるより先に、病院や施設から故人を搬送し、安置場所を確保しなければならないことがあります。
火葬日までの日数が延びれば、安置料やドライアイスの追加も発生します。
大阪市立斎場を市民料金で利用する場合も、火葬料は無料ではありません。
2026年7月現在、大人は1体10,000円、小人は1体6,000円です。詳しくは大阪市立斎場の料金を確認してください。
たとえば、桔梗を選んだ場合は次のように考えます。
桔梗204,270円
+搬送費
+安置料・ドライアイス
+遺影写真
+式場使用料
+火葬料
+宗教者費用
+料理・返礼品など
「桔梗なら20万円台で葬儀が全部できる」と受け取らないことが大切です。
規格葬儀の強みは「葬儀のすべてが安くなること」ではありません。
葬儀用品や飾り付けの一部に、共通の内容と料金が定められていることです。
追加費用については、葬儀の追加費用はどこで増える?でも詳しく整理しています。
家族規格葬儀は協会独自の家族葬プラン
一般社団法人大阪市規格葬儀協会では、百合・桔梗とは別に「家族規格葬儀」を案内しています。
協会サイトの掲載価格は298,000円(税抜)です。消費税を含めると327,800円になります。
契約時には、最新の税込価格を改めて確認してください。
家族規格葬儀では、3つの標準祭壇から選べ、主に次の内容が含まれています。
- 写真
- ドライアイス1回分
- 寝台車10km以内
- 寝台霊柩車10km以内
- 棺
- 仏衣
- 枕飾り
- 後飾り
- スタッフ
- 骨箱(本骨用)
- 位牌
- 各種手続き一式
- 葬祭用具一式
詳しい内容は、大阪市規格葬儀協会の家族規格葬儀案内で確認できます。
百合・桔梗では別料金となる写真、ドライアイス、寝台車などが、最初から組み込まれている点が特徴です。
ただし、「含まれるものが多い」ことと「この金額だけで葬儀が完結する」ことは別です。
協会サイトに掲載された含有品目だけでは、次の費用まで含まれているとは確認できません。
- 式場使用料
- 火葬料
- 宗教者費用
- 安置施設の使用料
- 料理・返礼品
- 追加のドライアイス
- 10kmを超える搬送
- スタッフの追加や時間延長
写真の大きさや額の仕様、スタッフの人数と対応範囲、骨箱の追加なども見積もりで確認しましょう。
大阪市と協会は、関係はあるが同じではない
一般社団法人大阪市規格葬儀協会は、大阪市の規格葬儀指定店で構成される団体です。
大阪市の指定店要綱では、市と協会が規格葬儀制度の運営や発展について定期的に意見交換すると定められています。
詳しくは、大阪市規格葬儀取扱指定店要綱で確認できます。
ただし、この関係は「大阪市規格葬儀」という制度に関するものです。
協会が独自に用意する家族規格葬儀の内容や料金を、大阪市が決めたり保証したりしているわけではありません。
整理すると、次のようになります。
百合・桔梗は「大阪市が定めた規格」
家族規格葬儀は「協会が定めた独自規格」
また、「一般社団法人大阪市規格葬儀組合」と検索されることもありますが、現在の法人名は「一般社団法人大阪市規格葬儀協会」です。
前身となる大阪市規格葬儀取扱指定店組合が、規格葬儀制度の普及に取り組んできた経緯があります。
大阪市も、「大阪市」の名称を含む葬儀サービスのうち、大阪市役所が関係するものは「大阪市規格葬儀」のみだと注意を促しています。
名前だけで判断せず、「誰が内容と料金を定めているのか」を確認することが大切です。
百合・桔梗・家族規格葬儀を比較
| 比較項目 | 百合 | 桔梗 | 家族規格葬儀 |
|---|---|---|---|
| 内容・料金を定める主体 | 大阪市 | 大阪市 | 大阪市規格葬儀協会 |
| 価格 | 356,180円(税込) | 204,270円(税込) | 327,800円(税込換算) |
| 祭壇・飾り付け | 御祭壇や門前飾りなど | 鯨幕、掛軸、脇樒など | 3つの標準祭壇から選択 |
| 写真 | 別料金 | 別料金 | 含まれる |
| ドライアイス | 別料金 | 別料金 | 1回分を含む |
| 寝台車 | 別料金 | 別料金 | 10km以内を含む |
| 寝台霊柩車 | 別料金 | 別料金 | 10km以内を含む |
| 骨箱 | 本骨袋を含む | 本骨袋を含む | 本骨用の骨箱を含む |
| 利用先 | 大阪市の指定店 | 大阪市の指定店 | 協会加盟店 |
| 位置づけ | 大阪市の公式制度 | 大阪市の公式制度 | 協会独自プラン |
桔梗と家族規格葬儀の表示価格の差は、税込で123,530円です。
ただし、桔梗に写真、ドライアイス、寝台車、寝台霊柩車などを加えると、実際の差は小さくなります。
百合は家族規格葬儀より28,380円高いものの、祭壇や受付設備などの内容が違うため、単純に「百合のほうが高くて損」ともいえません。
大切なのは、一番安い基本料金を探すことではありません。
必要なものを同じ条件で揃えたとき、どのプランが一番納得できるか
この視点で比べる必要があります。
現場では、3つのプランが同じように案内されるとは限らない
制度上、百合と桔梗はいずれも大阪市規格葬儀です。
ただし、実際にどのような葬儀へ使うかは、葬儀社によって違います。
私が大阪の葬儀実務で見てきた範囲では、桔梗を火葬中心の簡素なプランとして位置づけ、通夜や告別式を行う場合は、百合や家族規格葬儀を案内する運用もあります。
これは、大阪市が桔梗を「火葬式専用」と定めているという意味ではありません。
葬儀社が、自社会館や商品構成に合わせて使い分けているということです。
家族規格葬儀も、いつでも最初から案内されるとは限りません。
予算を抑えたい場合や、複数の葬儀社・プランを比較している場合に、選択肢として加わることがあります。
正直にいえば、案内する側として少し複雑に感じることがあります。
葬儀社には、自社会館やスタッフ配置、サービス内容に合わせやすい自社プランを選んでもらいたい事情があります。説明や運営も一貫させやすいからです。
一方で、条件によっては、自社プランより家族規格葬儀のほうが費用を抑えやすく、内容とのバランスに優れていることもあります。
葬儀社にとって薦めやすいプランと、家族にとって納得しやすいプランは、必ずしも同じではありません。
これは、葬儀社を疑ってかかるべきという話ではありません。
最初に案内されたプランだけで決めず、比較したい制度や条件を家族側から伝えることが大切だという話です。
相談するときは、次のように聞いてみてください。
自社の家族葬プランだけでなく、大阪市規格葬儀の百合・桔梗と、取扱いがあれば家族規格葬儀も、同じ条件で見積もってもらえますか。
選べるプランを一度並べてもらえば、基本料金ではなく、総額と内容で判断しやすくなります。
現場目線で考える3つの選び方
桔梗が合いやすい人
- 火葬を中心に、できるだけ簡素に見送りたい
- 飾り付けは抑えてよい
- 必要なものだけを追加したい
- 規格部分の料金を抑えたい
桔梗は基本料金を抑えやすい一方、写真、搬送、ドライアイスなどを追加した総額の確認が欠かせません。
また、公式内容には御祭壇が記載されていません。実際にどのような飾り付けになるのか、写真などを見せてもらいましょう。
桔梗の位置づけは葬儀社によって異なり、火葬中心のプランとして案内されることもあります。
通夜・告別式を希望する場合は、桔梗でどこまで対応できるのか、式場・飾り付け・スタッフを含めて確認してください。
火葬中心の葬儀を考えている方は、直葬で後悔しないための確認ポイントも参考にしてください。
百合が合いやすい人
- 御祭壇や昔ながらの飾り付けを整えたい
- 通夜・告別式を行いたい
- 受付設備や放送設備も必要
- ある程度の参列者を見込んでいる
- 規格の範囲で、きちんとした形を整えたい
少人数の家族葬では、受付用の机やテントなどを使わない可能性もあります。
使わないものがあっても減額されないため、式場や参列人数に合っているかを確認しましょう。
家族規格葬儀が合いやすい人
- 少人数の家族葬を考えている
- 3つの標準祭壇から選びたい
- 写真、搬送、ドライアイスなどをまとめたい
- 百合・桔梗に別料金を足す方法がわかりにくい
- 自社プラン以外も比較したい
必要なものが比較的まとまっていますが、式場料、火葬料、宗教者費用などを含む最終総額とは限りません。
また、大阪市規格葬儀の「対象者は大阪市民」という条件が、そのまま家族規格葬儀にも適用されるとは限りません。
家族規格葬儀の利用条件は、協会加盟店へ確認してください。
総額を比べるときの聞き方
葬儀社へ相談するときは、次のように伝えると比較しやすくなります。
大阪市規格葬儀の百合・桔梗と、取扱いがあれば協会の家族規格葬儀を、同じ条件で見積もってください。
式場、日程、参列人数、搬送距離、安置日数を揃え、火葬までに必要な税込総額を知りたいです。
見積もりでは、次の項目を確認します。
- 病院や施設から安置場所までの搬送
- 安置場所から式場までの搬送
- 出棺時の霊柩車
- 安置日数と追加ドライアイス
- 式場使用料
- 火葬料
- 写真の仕様
- スタッフの人数と対応範囲
- 宗教者費用
- 料理・返礼品
- 距離、時間帯、日数による追加料金
- 税込の最終見込額
見積書は、次の3つに分けて説明してもらうと判断しやすくなります。
- 規格料金に含まれる部分
- 葬儀を行うために別途必要な部分
- 家族の希望で追加する部分
「基本料金はいくらですか」だけでは、葬儀費用の一部分しか比べられません。
葬儀社を比較する際は、葬儀社の選び方と後悔しない比較ポイントも参考にしてください。
大阪市規格葬儀の申込み方法
大阪市規格葬儀の申込みは、次の流れで進めます。
- 大阪市公式の指定店一覧を確認する
- 指定店へ直接連絡する
- 「大阪市規格葬儀を希望」と明確に伝える
- 百合・桔梗の内容と別料金を確認する
- 見積書を受け取り、税込総額を確認する
- 内容に納得してから申し込む
「規格葬儀を希望」と伝えないまま相談すると、葬儀社独自の家族葬プランを中心に案内されることがあります。
悪意があるとは限りません。
現在の葬儀の傾向や家族の希望、自社会館での運営方法などから、独自プランのほうが合うと判断することもあるからです。
だからこそ、比較したい制度名を最初にはっきり伝えることが大切です。
搬送を頼む前に指定店か確認する
すでに亡くなり、病院や施設からの搬送を急いでいる場合は、可能であれば搬送を依頼する前に次のように確認してください。
大阪市規格葬儀を検討しています。そちらは取扱指定店ですか。
搬送をお願いした後でも規格葬儀を選べますか。搬送費と安置費はいくらですか。
最初に搬送を頼んだ葬儀社が大阪市の指定店でなければ、その葬儀社では大阪市規格葬儀を利用できません。
あとから指定店へ変更することはできますが、再搬送の手間や費用が発生する可能性があります。
現場では、祭壇を決める前に搬送先が決まります。
急いでいるときほど、「とりあえず迎えに来てもらう」の前に、規格葬儀を扱える会社か確認しておくことが大切です。
事前に比較できる状況なら、葬儀の事前相談で聞くこと・流れ・持ち物も整理しておくと安心です。
よくある質問
大阪市規格葬儀でも家族葬にできますか?
家族や親族を中心に、少人数で行うことは可能です。
家族葬は参列する範囲を表す言葉であり、大阪市が定めた特定の商品名ではありません。
百合や桔梗を使って家族中心で葬儀を行う場合も、式場の広さや含まれる設備が人数に合っているか確認しましょう。
桔梗は火葬式専用のプランですか?
大阪市は、桔梗を火葬式専用とは定めていません。
ただし、実際には桔梗を火葬中心のプランとして位置づけている葬儀社もあります。
通夜や告別式を希望する場合は、桔梗でどこまで対応できるのか確認してください。
火葬料は規格葬儀に含まれますか?
含まれません。
大阪市立斎場を市民料金で利用する場合も、大人1体10,000円の火葬料が必要です。
百合や桔梗の一部を外せば安くなりますか?
安くなりません。
規格に含まれる飾り付けや用品の一部を使わなくても、料金は減額されません。
仏式以外でも利用できますか?
大阪市公式では、規格葬儀は仏式のみと案内されています。
神式、キリスト教式などを希望する場合は指定店へ相談してください。百合・桔梗ではなく、葬儀社独自のプランを案内される可能性があります。
家族規格葬儀は大阪市の制度ですか?
大阪市が定めた制度ではありません。
大阪市の指定店で構成される大阪市規格葬儀協会が、加盟店向けに設けた独自の家族葬プランです。
百合・桔梗とは、内容と料金を定める主体が異なります。
大阪市の指定店なら、どこでも家族規格葬儀を利用できますか?
必ず利用できるとは限りません。
百合・桔梗は大阪市の指定店で申し込めますが、家族規格葬儀は協会加盟店で利用できるプランです。
大阪市の指定店であることと、協会の加盟店であることを分けて確認してください。
故人と申込者のどちらが大阪市民なら利用できますか?
大阪市公式サイトでは、対象者を「大阪市民の方」とだけ案内しています。
故人と申込者の住所が異なる場合は、自己判断せず、指定店または大阪市へ利用条件を確認してください。
まとめ
大阪市が内容と料金を定めている規格葬儀は「百合」と「桔梗」の2種類です。
一方、家族規格葬儀は、大阪市規格葬儀協会が独自に用意している家族葬プランです。
協会は大阪市の指定店で構成され、市と規格葬儀制度について意見交換する関係にあります。
ただし、家族規格葬儀は、大阪市が内容や料金を定めた第3の規格葬儀ではありません。
百合・桔梗には、葬儀用品や飾り付けの料金に共通の基準があるという良さがあります。
その反面、表示料金だけでは葬儀全体の費用がわからず、使わないものがあっても減額されません。
家族規格葬儀は、写真、ドライアイス、寝台車などがまとまっていますが、こちらも最終総額とは限りません。
また、制度上は同じ規格葬儀でも、桔梗をどのような葬儀へ使うか、家族規格葬儀をいつ案内するかは、葬儀社によって異なります。
公的な制度だから必ず最安。含まれるものが多いから追加料金なし。
どちらも、少し急いだ結論です。
そして、最初に薦められたプランが、その家族にとって一番よいプランとも限りません。
葬儀社にとって薦めやすいプランと、家族にとって納得しやすいプランは、同じとは限らないからです。
費用を抑えることと、故人を粗末にすることは別です。
百合・桔梗・家族規格葬儀を同じ条件で見積もり、必要なお別れを残したうえで、内容と総額を比べてください。


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