エンディングノートはどこに保管する?家族とどう共有する?わかりやすく解説

書いたあと、どうしてる?意外と悩む“保管場所”

エンディングノートを書いてみたはいいけれど、

「これ、どこに置いておけばいいの?」

「家族にどう伝えたらいいんだろう?」

と、ふと悩んでしまったことはありませんか?

実はこの「保管と共有」の部分が、とても大切なんです。

どんなに心を込めて書いても、必要なときに見つけてもらえなければ意味がありません。

この記事では、エンディングノートの保管方法と、家族との共有のコツをやさしくご紹介します。

この記事でわかること

  • 見つかる保管の作り方(誰が、どこで、いつ開けるか)
  • 紙/デジタルの二重化(3-2-1発想)と更新ルール
  • 家族に重くならない共有メッセージの書き方
  • 置き場所・封筒ラベル・“開封条件”の最小テンプレ

3行まとめ

  • 場所が伝わる=役に立つ。中身より“見つかる保管”が先。
  • 紙とデジタルをゆるく二重化して安心を作る。
  • 共有は場所と開封条件のみ。季節ごとに軽く更新。

紙?デジタル?それぞれの特徴とおすすめの保管方法

紙のエンディングノート

メリット

  • 誰でも読める(スマホやPCが不要)
  • 手書きの温かみがある

注意点

  • 災害・火事での紛失リスク
  • 書き換え・追記がやや面倒
  • 「どこにあるか」を誰かに伝えておかないと見つけてもらえない

おすすめ保管場所

  • 書類棚や引き出し(家族に「ここにあるよ」と伝える)
  • 仏壇や思い出の品のそば
  • 金庫(鍵の所在も伝えること)

デジタルのエンディングノート

メリット

  • いつでも編集・更新できる
  • 複数の人と共有しやすい
  • データとしてバックアップができる

注意点

  • パスワードが分からないと見られない
  • 保存先を知られていないと発見できない
  • データ消失リスク(バックアップが必要)

おすすめ保管方法

  • クラウドストレージ(Googleドライブ、Dropboxなど)
  • Evernote、Notion、Googleドキュメント
  • PDFや画像データで保存し、信頼できる人に場所とパスワードのヒントを伝える

家族にどうやって共有すればいい?

一番大事なのは「存在を知らせること」

エンディングノートの良さは、「何かあったときに困らないように、伝えておきたいことをまとめておけること」。

でも、そもそも家族がその存在を知らなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。

少しでも指針があるのと、全くないのでは、遺族の安心感が全く違います。

伝え方のコツ

  • 「何かあったときのために書いておいたよ」とサラッと伝える
  • 「保険の書類と一緒にしてあるよ」「仏壇の横の棚に入れてあるよ」など、具体的に伝える
  • デジタルの場合は、「Googleドライブの“note”フォルダに入れてある」といった説明と、ログイン情報のヒントも忘れずに
  • 親しい家族に「このノートの存在を覚えていてね」と頼んでおくのもひとつの方法です

こんな工夫もおすすめ!

  • ノートの最初のページに「このノートを見つけてくれてありがとう」と一言添えておく
  • カバーや表紙に「エンディングノート在中」と分かるようにしておく
  • 複数の場所に「写し」や「ヒントカード」を置いておく(スマホのメモに「重要書類は●●に保管」など)

書くことだけじゃなく、伝えることも終活の一歩

エンディングノートは、ただ「書く」だけでは完結しません。

残すこと、伝えること、見つけてもらうことがそろって、はじめて意味を持ちます。

あなたが大切にしている想いや情報が、

“ちゃんと届く”ようにするために──

今日、ひとつだけでも共有の準備をしてみませんか?

「エンディングノートの場所を家族に伝える」

「スマホのメモに保管場所を書いておく」

小さな一歩が、きっと未来の安心につながります。

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