年忌法要はいつまで?何回忌まで行うか・弔い上げの決め方

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年忌法要は、いつまで続ければよいのでしょうか。

一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌……と続いていくと、「どこで一区切りにすればいいのか」「親族をいつまで呼ぶべきなのか」と迷う方は多いです。

結論からいうと、年忌法要は三十三回忌を区切りにして弔い上げとする家が多いです。

ただし、最近は十七回忌や十三回忌で一区切りにする家もあります。

大切なのは、「何回忌までやるのが正しいか」だけで決めないことです。

菩提寺との関係、親族の高齢化、遠方から集まる負担、施主の体力や費用。
こうした現実を見ながら、無理なく続けられる形に整えることが大切です。

法要を続けることだけが供養ではありません。
家族が手を合わせ続けられる形に整えることも、供養の一つです。

この記事では、年忌法要はいつまで行うのか、三十三回忌・十七回忌・弔い上げの考え方、回忌の数え方、親族を呼ぶ範囲、法要を簡略化するときの判断基準を、葬祭ディレクター目線で整理します。

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Family reflections on memorial observances

この記事でわかること

  • 年忌法要は一般的にいつまで行うのか
  • 三十三回忌・十七回忌・五十回忌の考え方
  • 弔い上げとは何か
  • 年忌法要の数え方と早見表
  • 家族で無理なく決めるための判断基準

3行まとめ

  • 年忌法要は、一般的には三十三回忌で弔い上げとする家が多い
  • 最近は十七回忌や十三回忌で一区切りにする家もある
  • 迷ったら、菩提寺・親族・施主の負担を見て、無理なく続けられる形で決める

年忌法要はいつまで?一般的な目安は三十三回忌

年忌法要は、一般的には三十三回忌を区切りにして「弔い上げ」とすることが多いです。

弔い上げとは、故人様個人としての年忌法要を一区切りにし、以後はご先祖様全体として手を合わせていく考え方です。

三十三回忌は、亡くなってから満32年にあたります。

たとえば、2026年に亡くなった方であれば、三十三回忌は2058年です。

そこまで毎回、親族を集めて法要を続けるのは、現実的には簡単ではありません。

だからこそ、三十三回忌を「最後の大きな区切り」として、以後は仏壇・お墓参り・寺院の合同供養などに移していく家が多いのです。

ただし、これはあくまで一般的な目安です。

宗派や地域、お寺の考え方によって違いがあります。
菩提寺がある場合は、家族だけで決めきらず、事前にご住職へ相談しておくと安心です。

最近は十七回忌・十三回忌で区切る家もある

昔ながらの目安では三十三回忌が一区切りとされることが多いですが、最近は十七回忌や十三回忌で区切る家もあります。

理由は、家族や親族の状況が変わってきているからです。

  • 親族が遠方に住んでいる
  • 施主側も高齢になってきた
  • 子ども世代に法要を引き継ぎにくい
  • 親族が少なくなってきた
  • 会食や返礼品の準備が負担になっている
  • お寺との付き合い方が変わってきた

こうした事情がある中で、無理に三十三回忌まで大きな法要を続ける必要はありません。

大切なのは、法要の回数を増やすことではなく、故人様を忘れず、家族が手を合わせられる形を残すことです。

十七回忌で一区切りにする場合でも、十三回忌で家族だけの法要にする場合でも、きちんと菩提寺に相談し、家族で納得して決めるなら、失礼とは限りません。

弔い上げとは何か

弔い上げとは、故人様個人として行ってきた年忌法要を一区切りにすることです。

「もう供養しない」という意味ではありません。

むしろ、個別の大きな法要を終えて、これからはご先祖様全体として手を合わせていく、という考え方です。

弔い上げの後は、次のような形に移ることがあります。

  • 仏壇で日々手を合わせる
  • お墓参りを続ける
  • お盆やお彼岸に供養する
  • 寺院の合同供養に参加する
  • 永代供養や納骨堂で供養を続ける

区切ることは、故人様を忘れることではありません。

施主や親族が無理をしすぎて法要そのものが負担になってしまうより、続けられる形に整える方が、長い目で見れば供養につながります。

年忌法要の数え方と早見表

年忌法要は、数え方が少しわかりにくいです。

一周忌は、亡くなってから満1年です。

一方で、三回忌は満3年ではありません。
亡くなった年を1回目として数えるため、三回忌は満2年で行います。

基本は、回忌数から1を引いた年数で考えます。

法要行う時期の目安
一周忌満1年
三回忌満2年
七回忌満6年
十三回忌満12年
十七回忌満16年
二十三回忌満22年
二十七回忌満26年
三十三回忌満32年
五十回忌満49年

たとえば、2026年に亡くなった場合は、次のように考えます。

法要
一周忌2027年
三回忌2028年
七回忌2032年
十三回忌2038年
十七回忌2042年
三十三回忌2058年

日程は、命日その日にできれば丁寧です。

ただし、実際には親族が集まりやすい土日や祝日に前倒しして行うことも多いです。
命日を過ぎてから行うより、少し前に行う方が一般的には無難です。

迷ったら、菩提寺に相談しましょう。

何回忌まで親族を呼ぶ?

年忌法要は、回忌が進むほど規模を小さくしていく家が多いです。

目安としては、次のように考えると整理しやすいです。

法要呼ぶ範囲の目安
一周忌親族、故人様と縁の深かった方
三回忌親族中心、関係の深い方
七回忌近い親族中心
十三回忌家族・近親者中心
十七回忌以降家族のみ、または菩提寺と相談
三十三回忌弔い上げとして家族中心で行うことが多い

もちろん、これは絶対ではありません。

故人様の交友関係が広かった場合や、親族のつながりが強い家では、十三回忌以降も親族を呼ぶことがあります。

一方で、三回忌以降は家族だけで行う家もあります。

大切なのは、「呼ばなければ失礼」と考えすぎないことです。

参列する側も高齢になっていきます。
遠方からの移動、会食、香典、服装の準備など、負担は少なくありません。

法要は、集まる人数が多いほど立派というものではありません。
少人数でも、故人様を思って手を合わせる時間があれば、十分に意味があります。

法要を簡略化しても失礼ではない?

法要を簡略化しても、必ずしも失礼ではありません。

最近は、次のような形も増えています。

  • 読経のみで会食なし
  • 家族だけで法要
  • 寺院で短時間の法要
  • 自宅で読経だけお願いする
  • お墓参りだけにする
  • 寺院の合同供養に参加する
  • 複数の年忌をまとめて行う

特に、親族が高齢になってきた場合や、遠方から集まる人が多い場合は、短時間で整える方が親切なこともあります。

会食を省く場合は、粗供養や返礼品を用意することで、来てくれた方への気持ちを伝えられます。

法要は、形式を守るためだけのものではありません。

故人様を思い出し、家族が手を合わせ、今の暮らしの中で供養を続けていくための時間です。

無理に大きくするより、続けられる形にする。
この考え方は、とても大切です。

菩提寺がある場合は勝手に決めない

菩提寺がある場合、年忌法要をいつまで続けるか、弔い上げをいつにするかは、家族だけで決めきらない方が安心です。

なぜなら、宗派やお寺によって考え方が違うからです。

たとえば、

  • 三十三回忌で弔い上げとする
  • 五十回忌まで行う考え方がある
  • 十七回忌で区切る相談ができる
  • 位牌の扱いについて作法がある
  • 過去帳への記載が必要になる
  • 墓じまいや永代供養とあわせて相談する

こうした部分は、お寺によって対応が変わります。

とくに、位牌をまとめる、過去帳へ移す、永代供養にする、墓じまいを考えるといった場合は、事前相談が大切です。

「家族だけで決めたあとに、お寺との話が合わない」
これが一番しんどいです。

先にご住職へ相談してから、親族に共有する。
この順番の方が、話がこじれにくくなります。

複数の年忌をまとめて行ってもいい?

同じ年に複数の年忌法要が重なる場合、まとめて行うことがあります。

これを「併修」といいます。

たとえば、祖父の十三回忌と祖母の七回忌が同じ年にある場合、家族の負担を考えて一緒にお勤めすることがあります。

併修をする場合は、必ず菩提寺に相談してください。

読経の順番、塔婆の有無、お布施の考え方などは、お寺によって違います。

家族側としては、

  • 誰と誰の法要をまとめるのか
  • 案内状にどう書くのか
  • お布施をどう考えるのか
  • 会食や返礼品をどうするのか

このあたりを確認しておくと安心です。

併修は、手抜きではありません。

親族が集まりやすい形に整えるための、現実的な方法です。

五十回忌はやるべき?

五十回忌は、亡くなってから満49年にあたる法要です。

地域や宗派によっては、五十回忌まで大切にすることがあります。

ただし、都市部や核家族化した家庭では、個別に五十回忌まで行う家は多くありません。

五十回忌になると、故人様を直接知っている人が少なくなっていることもあります。
施主世代も変わり、子どもや孫が法要を引き継ぐ形になることもあります。

そのため、五十回忌は「必ず家族単独で行うもの」と考えすぎなくて大丈夫です。

菩提寺の合同法要に参加する。
お墓参りだけにする。
仏壇で手を合わせる。
家族で故人様の話をする。

こうした形でも、供養として意味があります。

五十回忌を考えるときは、「昔からの形」だけでなく、「今の家族が無理なく続けられるか」を見て決めましょう。

葬祭ディレクター目線|法要を無理に続けすぎる家で起きやすいこと

法要は大切です。

ただ、現場で見ていると、法要を続けること自体が家族の負担になっているケースもあります。

たとえば、

  • 施主が高齢で準備がきつい
  • 親族への声かけが負担になっている
  • 会食の手配が大変
  • お布施や返礼品の費用が重い
  • 親族同士の関係がこじれている
  • 「やめたい」と言い出しにくい

こうなると、本来は故人様を思うための法要が、家族にとって苦しい行事になってしまいます。

それは少しもったいないです。

供養は、無理を重ねて続けるものではありません。

大切なのは、故人様を思う気持ちが、家族の暮らしの中で続くことです。

大きな法要を続けるのが難しくなってきたら、家族だけの法要にする。
会食を省く。
十七回忌や三十三回忌で弔い上げにする。
お墓参りや仏壇での供養に重心を移す。

こうした見直しをしても、供養の気持ちがなくなるわけではありません。

むしろ、無理なく続けられる形に整えることで、故人様を思う時間を守りやすくなります。

法要準備で確認しておきたいもの

年忌法要を行う場合は、次のものを早めに確認しておくと安心です。

  • 日時
  • 会場
  • 菩提寺への連絡
  • 参列者の範囲
  • 案内状や連絡方法
  • 会食の有無
  • 返礼品・粗供養
  • お布施
  • 服装
  • 数珠・袱紗・香典袋

一周忌や三回忌など、親族を呼ぶ法要では、準備するものが増えます。

反対に、十七回忌以降で家族だけにする場合は、かなり小さく整えても問題ありません。

大切なのは、「今回の法要で何を大事にしたいか」を先に決めることです。

親族に集まってもらうことを大事にするのか。
故人様に静かに手を合わせることを大事にするのか。
施主の負担を軽くすることを優先するのか。

目的が決まると、準備も迷いにくくなります。

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一周忌や三回忌など、きちんと整えたい法要では、手持ちの服が合うか早めに確認しておくと安心です。

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年忌法要は、必ず大きな会食を開かなければならないものではありません。
ただ、来てくれた方や、気にかけてくれた方へ感謝を伝える形は整えておくと安心です。

香典返しだけでなく、年忌法要の粗供養や返礼品として使えるものを選ぶと、親族にも渡しやすくなります。

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よくある質問

年忌法要は必ず三十三回忌まで行うべきですか?

必ず三十三回忌まで行わなければならない、というわけではありません。

三十三回忌を弔い上げの目安にする家は多いですが、最近は十七回忌や十三回忌で一区切りにする家もあります。

菩提寺がある場合は、ご住職に相談したうえで、家族の事情に合う形を決めましょう。

十七回忌で弔い上げにしても失礼ではありませんか?

家族だけで勝手に決めるより、菩提寺に相談したうえで決めるのが安心です。

施主の高齢化、親族の負担、遠方からの移動など、現実的な事情がある場合は、十七回忌で一区切りにすることもあります。

大切なのは、区切った後も仏壇やお墓参りなど、無理なく手を合わせる形を残すことです。

法要は命日当日にしないといけませんか?

命日当日にできれば丁寧ですが、実際には親族が集まりやすい土日や祝日に前倒しして行うことも多いです。

一般的には、命日より後に延ばすより、前倒しで行う方が無難です。

ただし、菩提寺の都合や考え方もあるため、日程を決める前に相談しておきましょう。

会食なしの法要でも失礼ではありませんか?

会食なしでも失礼とは限りません。

最近は、読経とお墓参りだけで終える法要も増えています。

会食を省く場合は、参列者へ事前に伝えておくと親切です。
必要に応じて、粗供養や返礼品を用意すると丁寧です。

何回忌から家族だけにしてもいいですか?

決まりはありませんが、七回忌や十三回忌以降は家族だけにする家もあります。

親族の関係性や地域の慣習にもよるため、急に呼ばなくするのが気になる場合は、「今回は家族だけで静かにお勤めします」と伝えると角が立ちにくいです。

菩提寺がない場合はどうすればいいですか?

菩提寺がない場合は、家族で話し合って無理のない形を決めてかまいません。

必要であれば、法要を依頼できる寺院紹介サービスや、納骨先・永代供養先に相談する方法もあります。

ただし、納骨先のお寺や霊園にルールがある場合は、事前に確認しておきましょう。

弔い上げをした後は何もしなくていいのですか?

弔い上げは、供養を終わりにするという意味ではありません。

個別の年忌法要を一区切りにし、以後はご先祖様全体として手を合わせる形に移るという考え方です。

仏壇で手を合わせる。
お墓参りをする。
お盆やお彼岸に供養する。
家族で故人様の話をする。

こうした日々の供養を続けていけば大丈夫です。

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まとめ

年忌法要は、一般的には三十三回忌を区切りにして弔い上げとする家が多いです。

ただし、必ず三十三回忌まで大きな法要を続けなければならないわけではありません。

最近は、十七回忌や十三回忌を一区切りにして、その後は仏壇・お墓参り・お盆・お彼岸など、日々の供養に移していく家もあります。

大切なのは、家族が無理なく手を合わせ続けられる形にすることです。

法要は、回数を重ねることだけが目的ではありません。
故人様を思い出し、家族が気持ちを整え、これからの暮らしの中で供養を続けていくための時間です。

迷ったら、まず菩提寺に相談しましょう。
そのうえで、親族の状況、施主の負担、費用、集まりやすさを見ながら、家族に合う形を選んでください。

区切ることは、忘れることではありません。

無理なく続けられる形に整えることも、立派な供養です。

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