お盆は7月?8月?新暦・旧暦・月遅れ盆の違いをやさしく解説

Serene Japanese altar with lanterns and offerings
この記事は約17分で読めます。

「お盆って8月じゃないの?」

そう思っていたら、地域によっては7月にお盆をすることがあります。

一方で、沖縄など一部の地域では、旧暦に合わせてお盆を行うこともあります。

さらに、「初盆」「新盆」「新暦」「旧暦」「旧盆」という言葉が重なると、何が何だかわからなくなりやすいです。

結論から言うと、お盆の時期は大きく分けて次の3つです。

7月盆
8月盆・月遅れ盆
旧暦盆

この記事では、お盆が7月と8月に分かれる理由を、新暦・旧暦・月遅れ盆の違いからやさしく整理します。

また、関西・近畿でよく使われる「初盆」と、関東などで使われることのある「新盆」の違いについても、混同しないように解説します。

まずは、2026年のお盆の時期をひと目で確認しておきましょう。

2026年のお盆はいつ?ひと目で確認

一般的な目安では、7月盆は7月13日〜16日8月盆・月遅れ盆は8月13日〜16日です。多くの地域では8月盆が一般的ですが、地域や家の習慣によって異なります。

7月盆

7月13日〜16日

東京の一部など、新暦7月に行うお盆です。

8月盆・月遅れ盆

8月13日〜16日

関西・近畿を含め、多くの地域で一般的なお盆です。

旧暦盆

毎年変わる

沖縄など一部地域では、旧暦に合わせて行うことがあります。

※お盆の時期は、地域・親族・お寺の考え方によって異なる場合があります。迷ったときは、家の習慣や菩提寺に確認するのが安心です。

この記事でわかること

お盆が7月と8月に分かれる理由

新暦・旧暦・月遅れ盆の違い

7月盆・8月盆・旧暦盆の早見表

「初盆・新盆」と「新暦」の違い

自分の地域ではいつお盆をすればいいか迷ったときの確認先

お盆の習慣と気持ち

3行まとめ

お盆が7月と8月に分かれるのは、旧暦から新暦へ暦が変わった影響が大きいです。

全国的には8月13日〜16日に行う「8月盆・月遅れ盆」が多く、東京の一部などでは7月盆を行います。

「初盆・新盆」は亡くなってから初めて迎えるお盆のことで、「新暦」とはまったく別の意味です。

お盆はなぜ7月と8月に分かれるのか

お盆は、もともと旧暦の7月15日を中心に行われてきた行事です。

ところが、今の日本では新暦、つまり現在のカレンダーを使っています。

旧暦の7月15日と、現在のカレンダーの7月15日は同じ日ではありません。

ここが混乱のもとです。

明治時代に暦が旧暦から新暦へ変わったあと、お盆の時期は地域によって分かれました。

新暦の7月にそのまま行う地域

約1か月遅らせて8月に行う地域

旧暦の日付に合わせて行う地域

この違いが、今でも「お盆は7月?8月?」という疑問につながっています。

お盆そのものの意味や迎え火・送り火まで知りたい方は、お盆とは?2026年はいつ?意味・準備・迎え火送り火まで解説で全体を確認できます。

新暦・旧暦・月遅れ盆の違い

まず、言葉を整理しておきましょう。

新暦とは、今私たちが使っているカレンダーのことです。

旧暦とは、昔の日本で使われていた暦です。月の満ち欠けをもとにしながら、季節とのズレを調整していた暦です。

月遅れ盆とは、新暦の7月ではなく、1か月遅らせた8月に行うお盆のことです。

ここで大事なのは、8月盆は厳密には「旧暦そのもの」とは限らないという点です。

一般的に「旧盆」と呼ばれることもありますが、全国的に多い8月13日〜16日のお盆は、正確には「8月盆」または「月遅れ盆」と考えるとわかりやすいです。

旧暦盆は、旧暦7月15日を基準に行うため、今のカレンダーでは毎年日付が変わります。

7月盆・8月盆・旧暦盆の早見表

お盆の時期をざっくり整理すると、次のようになります。

呼び方時期の目安主な考え方
7月盆7月13日〜16日新暦の7月に行うお盆
8月盆・月遅れ盆8月13日〜16日全国的に多いお盆
旧暦盆年によって変わる旧暦7月15日を中心に行うお盆

関東の一部、特に東京周辺では7月盆が見られます。

一方で、関西・近畿を含めた多くの地域では8月13日〜16日のお盆が一般的です。

沖縄など一部の地域では、旧暦に合わせてお盆を行うことがあります。

ただし、同じ都道府県内でも地域や家によって違うことがあります。

「関東だから7月」「関西だから8月」と決めつけすぎず、最終的には家の習慣やお寺の考え方を確認するのが安全です。

地域によってお盆の時期が違う理由

地域によってお盆の時期が違う理由には、暦の変更だけでなく、暮らしの都合も関係しています。

たとえば、農作業が忙しい時期にお盆を行うのが難しかった地域では、1か月遅らせて8月に行う方が生活に合っていました。

また、家族が集まりやすい時期として、8月のお盆が定着した地域も多いです。

現在でも、会社のお盆休みや帰省のタイミングは8月に集中しやすいですよね。

そのため、今の生活感覚では「お盆=8月」と思っている方が多いと思います。

ただ、7月盆の地域に住んでいる方や、お寺・親族の習慣が7月盆の場合は、7月にお盆を行うことも自然なことです。

どちらが正しい、間違いという話ではありません。

地域や家の習慣によって違う、という理解で大丈夫です。

「初盆・新盆」と「新暦」は別物です

ここはかなり混同しやすいところです。

「初盆・新盆」と「新暦」は、名前が似ていてもまったく別の意味です。

新暦は、今使っているカレンダーのことです。

初盆・新盆は、亡くなった方が四十九日を過ぎてから初めて迎えるお盆のことです。

関西・近畿では「初盆」と呼ぶ方が一般的です。

一方で、関東などでは「新盆」と呼ばれることもあります。

どちらも、基本的には同じ意味です。

つまり、「新盆」は「新しい暦」という意味ではありません。

葬儀や法要の相談でも、

「新盆って7月のお盆のことですか?」

「初盆と新盆は違うんですか?」

と迷われる方はいます。

整理すると、こうです。

言葉意味
新暦今使っているカレンダー
旧暦昔使われていた暦
初盆亡くなってから初めて迎えるお盆
新盆初盆とほぼ同じ意味
7月盆新暦7月に行うお盆
8月盆・月遅れ盆新暦8月に行うお盆
旧暦盆旧暦の日付に合わせて行うお盆

この記事では、読者が混乱しないように、7月に行うお盆は「7月盆」、8月に行うお盆は「8月盆・月遅れ盆」、亡くなって初めて迎えるお盆は「初盆・新盆」と分けて説明しています。

初盆の準備や白提灯、お布施について詳しく知りたい方は、初盆・新盆の準備|2026年はいつ?家族だけ・白提灯・お布施も参考にしてください。

2026年のお盆はいつ?

2026年のお盆も、一般的な7月盆・8月盆で考えると次の通りです。

種類期間
7月盆2026年7月13日〜16日
8月盆・月遅れ盆2026年8月13日〜16日
旧暦盆年によって変わるため確認が必要

多くの地域では、8月13日〜16日をお盆として考えます。

ただし、東京の一部など7月盆の地域では、7月13日〜16日に行うことがあります。

沖縄など旧暦に合わせる地域では、毎年日付が変わるため、その年の暦を確認してください。

自分の地域ではいつお盆をすればいい?

迷ったときは、次の順番で確認すると安心です。

まずは、親族の習慣を確認します。

次に、お付き合いのあるお寺がある場合は、お寺に確認します。

お寺との付き合いがない場合は、地域の慣習や近い親族の考え方を参考にします。

特に初盆の場合は、親族が集まる都合や、お寺の棚経の予定も関係します。

自分だけで「たぶん8月だろう」と決めるよりも、早めに確認した方がトラブルになりにくいです。

葬儀社目線で見ても、お盆や初盆の相談は直前になるほど慌ただしくなります。

お供え、返礼品、お寺への連絡、親族への案内など、細かい準備が重なりやすいからです。

「うちはいつお盆をするのか」

ここだけでも早めに確認しておくと、かなり楽になります。

お盆の準備はいつから始める?

お盆の準備は、できれば1か月前くらいから少しずつ始めると安心です。

通常のお盆であれば、次のような準備から始めれば十分です。

お供え

お線香

仏壇まわりの掃除

迎え火・送り火の確認

親族が集まる場合の予定調整

初盆の場合は、通常のお盆より準備するものが増えることがあります。

たとえば、次のようなものです。

白提灯

返礼品

お寺への連絡

親族への案内

初盆の法要をするかどうかの相談

ここで注意したいのが、白提灯の扱いです。

白提灯は、毎年のお盆で使う盆提灯とは違い、初盆のために用意する一時的なものとして扱われることが多いです。

地域や家の習慣によって違いはありますが、「お盆だから毎年白提灯を出す」と考えるより、「初盆のときに必要か確認するもの」と考えた方が安全です。

毎年のお盆で使う場合は、白提灯ではなく、絵柄入りの盆提灯や回転灯籠などを用意する家もあります。

ただし、最近は仏壇がない家、帰省しない家、家族だけで静かに手を合わせる家も増えています。

大切なのは、形式をなぞることだけではなく、故人を思い出す時間を持つことです。

無理のない範囲で、今の暮らしに合った形を選んで大丈夫です。

法事や供養全体を整理したい方は、法事・供養まとめ|四十九日・一周忌・お布施・供養方法を探せるガイドにまとめています。

お盆の時期がわかったら準備も確認しておきましょう

お盆の時期がわかったら、次に迷いやすいのが「何を準備するか」です。

通常のお盆であれば、お供えやお線香、仏壇まわりの掃除などから始めれば十分です。

初盆の場合は、地域や家の習慣によって、白提灯や返礼品、お寺への連絡が必要になることもあります。

[PR] 初盆を迎える場合は、白提灯を用意するかどうかを、親族やお寺に確認してから準備すると安心です。白提灯は毎年使う盆提灯とは意味合いが違うため、必要なものだけ早めに確認しておきましょう。

通常のお盆用品を確認したい方は、線香・お供え・迎え火まわりなど、家の習慣に合うものを無理のない範囲で準備すれば大丈夫です。

※宗派や地域のしきたりは、ご家庭の習慣やお寺の考え方を優先してください。

あわせて読みたい関連記事

お盆の意味や全体の流れを知りたい方は、お盆とは?2026年はいつ?意味・準備・迎え火送り火まで解説をご覧ください。

初盆・新盆の準備を詳しく知りたい方は、初盆・新盆の準備|2026年はいつ?家族だけ・白提灯・お布施も参考になります。

法事や供養全体を整理したい方は、法事・供養まとめ|四十九日・一周忌・お布施・供養方法を探せるガイドにまとめています。

お盆と同じく、季節ごとの供養で迷いやすい方は、お彼岸のお供えはいつ・何を持っていく?時期・品物・表書きの基本もあわせてどうぞ。

まとめ

お盆が7月と8月に分かれるのは、旧暦から新暦へ暦が変わった影響が大きいです。

7月盆は新暦の7月に行うお盆、8月盆・月遅れ盆は1か月遅らせて行うお盆、旧暦盆は旧暦の日付に合わせて行うお盆です。

全国的には8月13日〜16日に行う地域が多いですが、東京の一部などでは7月盆、沖縄などでは旧暦盆を行うこともあります。

また、「初盆・新盆」と「新暦」はまったく別の言葉です。

初盆・新盆は、亡くなってから初めて迎えるお盆のこと。

新暦は、今使っているカレンダーのことです。

関西・近畿では「初盆」と呼ぶ方が一般的ですが、関東などでは「新盆」と呼ばれることもあります。

時期に迷ったときは、親族・お寺・地域の習慣を確認しましょう。

お盆は、正解を探して不安になるための行事ではありません。

故人やご先祖を思い出し、家族で手を合わせるための時間です。

無理のない形で、今の暮らしに合ったお盆を迎えてください。

FAQ

お盆は7月と8月のどちらが正しいですか?

どちらも間違いではありません。7月に行う地域もあれば、8月に行う地域もあります。全国的には8月13日〜16日に行う地域が多いですが、東京の一部などでは7月盆も見られます。

8月のお盆は旧暦のお盆ですか?

一般的に「旧盆」と呼ばれることもありますが、8月13日〜16日のお盆は、厳密には「月遅れ盆」と考えるとわかりやすいです。旧暦盆は旧暦7月15日を基準にするため、現在のカレンダーでは毎年日付が変わります。

初盆と新盆は違いますか?

基本的には同じ意味です。どちらも、亡くなった方が四十九日を過ぎてから初めて迎えるお盆を指します。関西・近畿では「初盆」と呼ぶ方が一般的で、関東などでは「新盆」と呼ばれることがあります。

初盆・新盆と新暦は同じ意味ですか?

違います。初盆・新盆は、亡くなってから初めて迎えるお盆のことです。新暦は、今私たちが使っているカレンダーのことです。名前は似ていますが、まったく別の意味です。

2026年のお盆はいつですか?

一般的な7月盆は2026年7月13日〜16日、8月盆・月遅れ盆は2026年8月13日〜16日です。旧暦盆は年によって日付が変わるため、地域の暦やお寺に確認してください。

白提灯は毎年のお盆で使いますか?

白提灯は、毎年のお盆で使うものというより、初盆のために用意する一時的なものとして扱われることが多いです。毎年のお盆で使う場合は、絵柄入りの盆提灯や回転灯籠などを用意する家もあります。地域や家の習慣によって違うため、必要かどうかは親族やお寺に確認すると安心です。

コメント