※この記事は、私・直の個人的なコラムです。
実践的な終活ノウハウをお探しの方は、下記をご覧ください。
1. 葬儀の現場で気づいた「命の尊さ」
葬儀ディレクターとして、多くのご遺族に寄り添う中で最も強く感じるのは、「命はひとつひとつが尊い」という当たり前の事実です。
たとえば先日、故人が亡くなる直前まで大切にされていた思い出の品を飾り、祭壇にお写真を並べたセレモニーがありました。家族の方々が集まり、思い出を語り合いながら流す涙の中に、「この人が生きた証をどう残すか」という願いがありました。
- 気づき①：「悲しみを分かち合い、感謝を形にする時間が、葬儀の本質」
悲しみに包まれる一方で、家族が「ありがとう」と笑顔で故人を見送る瞬間があります。そのとき、「命の尊厳を守る」という仕事の重みを胸に刻みました。
この気づきを通じて、私は単に「亡くなった後の流れ」を手配するだけではなく、「生きている今の時間を大切にする意識」を皆さんに伝えたいと思うようになりました。
2. 新米パパが感じる「日常こそ宝物」という実感
家庭では、３歳になる息子が毎日元気いっぱいに駆け回っています。
朝起きると「パパ、おはよう！」と笑顔でおもちゃを持ってくる姿。夜になると「パパ、抱っこちて」と甘えてくる瞬間。
- 気づき②：「何気ない日常のひとコマが、かけがえのない〝宝物〟になる」
子どもと過ごす中で、私は何度も「命は循環する」という感覚を実感しました。仕事では「最後の瞬間」を見届ける任務を担い、家庭では「これからの人生」を見守る役を担う。そのバランスが、「生と死の両面を理解する」私の原点になっています。
たとえば、朝食の準備をしながら息子と一緒にパンをちぎるだけでも、「この時間があるからこそ、明日も頑張れる」という心の支えになるのです。
3. 家族と過ごす時間をもっと豊かにする“３つの気づき”
これまでの経験から、皆さんにお伝えしたい「日常を大切にする」ヒントを３つにまとめました。
3-1. 何気ない挨拶や会話が、日々を彩る彩りになる
– 朝の「おはよう」、夜の「おやすみ」。
小さな声のやり取りこそが、“家族の絆”を実感する瞬間です。
仕事で遅くなっても、玄関先で「ただいま」と言うだけで、気持ちがほぐれます。
3-2. 「小さな感謝」を言葉にしてみる
– 「いつもありがとう」「助かったよ」
感謝の気持ちは、言葉にしないと伝わりづらいもの。
葬儀の現場で「ありがとう」を伝えるシーンを何度も見て、日常でも積極的に「感謝」を伝える大切さを学びました。
3-3. “生と死”のバランスを意識して、今を生きる
– 葬儀で見た「最後の言葉」と、子どもと過ごす「初めての笑顔」。
両方の場面を経験することで、「いつかくる別れ」と「今日の出会い」を同時に大切にできるようになります。
生前整理やエンディングノートを通じて、自分や家族の未来を見つめることが、「今の時間をより豊かに使うヒント」にもつながります。
まとめ：今を大切にして、未来の自分と家族へ
- 葬儀の現場で学んだ命の尊厳を、日々の暮らしの中でも忘れない。
- 子どもと過ごす何気ないひとコマが、人生の宝物になると感じる。
- “生と死”のバランスを意識して、今日の言葉や行動を大切にする。
この３つの気づきを胸に、ご自身やご家族との時間をより豊かにお過ごしください。
そして、もし「生前整理」「終活」に興味をお持ちであれば、ぜひ下記の記事もご覧いただき、具体的な一歩を踏み出してみてください。
皆さんが今この瞬間を大切にし、心穏やかに過ごすお手伝いができれば幸いです。
これからも、仕事と家庭の両面で得た学びをシェアしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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