「関東は7月、関西は8月?七夕もズレてる…?」
こんなふうに思ったこと、ありませんか?
同じ“お盆”なのに、地域によって時期が違う。
私が関西に来た頃、よく頭がごちゃごちゃになっていました。
七夕やお月見も、なんだか毎年微妙に日付がズレる。
実はこれ、“旧暦と新暦の違い”が関係しているんです。
🌙 新暦と旧暦って、どう違うの?
- 新暦:今私たちが使っている「太陽暦」。1年365日で季節と日付がほぼ固定。
- 旧暦:昔の日本で使われていた「太陰太陽暦」。月の満ち欠けを基にしたカレンダーです。
旧暦では、季節と自然のリズムに寄り添うように日付が決まっていたため、
現代のカレンダー(新暦)に当てはめると、1ヶ月前後のズレが生じることがあるんです。
🌀 なんでズレるの?1ヶ月の“ずれ”の正体
例えば、旧暦の「7月15日」は、
新暦だと年によって8月中旬ごろになります。
つまり──
旧暦の7月15日 ≠ 新暦の7月15日
このズレが、地域によって「お盆が7月のところと、8月のところがある」理由のひとつです。
📅 ズレる行事の具体例を見てみましょう
行事名 | 旧暦の日付 | 新暦での実施例 |
---|---|---|
七夕 | 7月7日 | 8月上旬(8/7ごろ) |
お盆 | 7月15日 | 8月13日〜16日(旧盆) |
中秋の名月 | 8月15日 | 年によって変動(例:2025年は10月6日) |
🧘♀️ 大切なのは“何のためにやるか”という気持ち
「いつやるか」も大事だけれど、
もっと大事なのは「なぜやるのか」。
- 故人を迎える
- 祖先とのつながりを思い出す
- 家族で集まる時間を持つ
旧暦も新暦も、根底にある“こころ”は同じです。
日付にこだわりすぎず、「季節を感じる日本らしさ」を大切にしたいですね。
💡 旧暦と新暦を知ると、行事がもっと面白くなる
「なんで地域によって違うんだろう?」
「うちのおばあちゃんは、なんで8月にお盆をしていたんだろう?」
そんな素朴な疑問から、昔の暮らし方や家族の想いに触れるきっかけになるかもしれません。
終活や供養を考える今だからこそ、
行事の意味を“あらためて知る”ことに、意味があると思います。
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📝 おわりに
お盆の時期に「え、うちは7月だけど?」
「いやいや8月でしょ」なんて話題が出たとき、
この豆知識をそっと思い出していただけたら嬉しいです。
カレンダーの違いはあっても、心を寄せる気持ちは、いつでも届けられる。
そんな想いを、このブログでもお伝えしていきたいなと思っています🍵
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