はじめに
「規格葬儀って、普通の葬儀と何が違うの?」
「市営葬儀?市民葬?名前がバラバラで、結局どうしたらいいの…」
ここ、迷うのが普通です。
規格葬儀は、ざっくり言うと「自治体が決めた内容・料金の枠の中で、指定された葬儀社が取り扱う制度」です。目的は、儀式の尊厳を保ちつつ、出費を抑えやすくすること。 大阪市公式ウェブサイト
この記事では、大阪市の制度を例にしながら、
・使える条件
・何が含まれて、何が別料金か
・申し込みの手順
・失敗しやすい落とし穴
を、現実的な目線で整理します。
先に全体像(葬儀の流れや親族の動き)も押さえたい方は、こちらが地図になります。
・初心者向け|葬儀の基本知識まとめ|流れ・費用・マナーをやさしく解説
・葬式(葬儀)の流れをやさしく解説|日程・時間・家族葬・親族の動きまで
この記事でわかること
・規格葬儀(市民葬・市営葬儀)がどういう制度か
・対象になる人/ならない人の考え方
・制度に含まれる内容と、別料金になりやすい項目
・申込みの具体的な手順(どこに電話するか)
・「安いと思ったのに高くなった」を防ぐ確認ポイント
3行まとめ
・規格葬儀は「自治体の定めた枠」で、指定店(葬儀社)が扱う制度。
・含まれるもの/含まれないもの(別途費用)を先に仕分けると失敗しない。 大阪市公式ウェブサイト
・申込みは基本「指定店に直接、規格葬儀希望と伝える」が型。 伊勢市公式サイト
規格葬儀とは?(市民葬・市営葬儀との関係)
規格葬儀は、自治体が「規格(内容)」と「料金」を定め、指定された葬儀社が取り扱う制度です。 大阪市公式ウェブサイト
名前は自治体で違って、
・市民葬
・区民葬
・市営葬儀
・規格葬儀
など、呼び方が混在します。
さらに、吹田市のように「市営葬儀から規格葬儀へ移行」と明言している自治体もあります。 吹田市ホームページ
なので、言葉に振り回されず、こう理解するとラクです。
・自治体が関与している“定型制度”か?
・指定店(取扱店)が決まっていて、そこに直接申し込む形か?
この2つを満たせば、ほぼ同じ系統の制度です。
使える人の条件(まずここを確認)
条件は自治体ごとに違います。
例として吹田市では、
「喪主(施主)または死亡者が吹田市民で、市内で葬儀を行う方」
のように、対象が明確に書かれています。 吹田市ホームページ
大阪市も「市民の皆さんが葬儀を営まれる場合」として制度の趣旨を示し、取扱店(指定店)を定めています。 大阪市公式ウェブサイト
判断に迷うときのコツはこれ。
・故人の住民票の自治体
・喪主(施主または死亡届出人)の住民票の自治体
・葬儀を行う場所(市内かどうか)
この3点を、自治体ページで照合する。
規格葬儀に「含まれるもの」大阪市の例
大阪市の案内では、規格葬儀の内容として例えば次が挙がっています。
・納棺等のご遺体の取り扱い
・棺箱等の葬祭用品
・祭壇等の飾り付け
・斎場の予約等の事務手続き 大阪市公式ウェブサイト
ここで大事なのは、
「全部入りパック」ではなく、「制度として枠に入っている部分がある」
という理解です。
別料金になりやすいもの(ここが落とし穴)
大阪市は、規格葬儀に含まれない主な経費もはっきり書いています。代表例は、
・読経料(宗教者費用)
・式場使用料
・火葬料
・飲食費
・霊柩車等
など。 大阪市公式ウェブサイト
つまりこういうことが起きます。
「規格葬儀って安いらしい」
→ 規格部分だけ見て安心
→ でも別途費用が積み上がって、結局それなりの総額になる
これを防ぐコツはシンプルで、
見積りを「規格部分」と「別途部分」に分けて説明してもらうこと。
この一言で、話がクリアになります。
申込み手順(最短ルート)
基本形はこれです。
ステップ1:自治体ページで制度名と条件を確認
ステップ2:取扱店(指定店)を探す
ステップ3:取扱店に直接電話して「規格葬儀希望」と伝える
ステップ4:含まれるもの/別料金の範囲を確認して決定
伊勢市の規格葬儀の案内でも、「規格葬儀希望と明確にして、内容・料金を確かめた上で取扱店に直接申込み」と注意書きがあります。 伊勢市公式サイト
この“希望を明確に言う”が重要です。
言わないと、通常プランの説明に流れていきます(悪意じゃなく、現場ではよくある)。
規格葬儀が向いているケース/向いていないケース
向いているケース
・必要最低限で整えたい(ただし別途費用は理解している)
・制度の枠で比較したい(見積りの基準が欲しい)
・「祭壇や棺など最低限の型」を揃えたい 大阪市公式ウェブサイト
向いていないケース
・会場、演出、人数対応などを自由に組み立てたい
・寺院や宗教者、会食、返礼品まで一括で任せたい(別途の割合が増えやすい) 大阪市公式ウェブサイト
よくある質問
Q1. 市民葬と規格葬儀は違うの?
名前が違うだけで「自治体が関与する定型制度」という意味では同系統のことが多いです。まずは自治体の案内で、条件と申込み先(指定店)があるかを確認してください。 吹田市ホームページ
Q2. 火葬料は制度に入ってる?
大阪市の案内では、火葬料は「規格葬儀に含まれていないもの」の例として挙がっています。自治体により扱いが違うので、必ず確認してください。 大阪市公式ウェブサイト
Q3. どこに電話すればいい?
基本は「指定店(取扱店)に直接」です。自治体ページにリストがある形が多いです。 伊勢市公式サイト
Q4. 規格葬儀でも家族葬にできる?
参列範囲(家族だけ/親族だけ)自体は運用で調整できます。ただし、式場使用料や会食などは別途になりやすいので、総額の見通しは早めに確認を。 大阪市公式ウェブサイト
Q5. 手続きが不安。喪主として何をすればいい?
喪主の動きは、時系列で「これだけやれば大丈夫」に落とすと急にラクになります。
喪主がやること全部リスト|失敗しない準備と心構えを葬儀社スタッフが解説
まとめ
規格葬儀は、うまく使えば「最低限を外さず、費用の軸を作れる」制度です。
ただし勝負どころは、制度の中身そのものより、
・別料金になる項目を先に洗い出すこと
・申込み時に「規格葬儀希望」と明確に伝えること
この2点です。
焦っているときほど、ここだけはメモしておいてください。
今日のあなたの判断が、ちゃんと“安心の方向”に寄ります。

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