喪中はがきの書き方と例文|いつ出す?遅れたときの寒中見舞いまで

はじめに
喪中はがきって、形式はシンプルなのに、いざ書こうとすると手が止まりやすいです。
失礼がないか、早すぎないか、遅すぎないか。気を遣うほど迷います。
ここでは、迷いが減る順番で、要点と例文をまとめます。

この記事でわかること

・喪中はがきを出す時期の目安
・誰に送るかの判断基準
・そのまま使える書き方テンプレと例文
・遅れたときの切り替え(寒中見舞い)

3行まとめ

・喪中はがきは「年賀欠礼」を静かに伝える連絡
・時期は11月中旬〜12月上旬が目安。遅れたら寒中見舞いに切り替え
・文章は短く、事情の説明はしない。要点だけで十分

喪中はがきは何のために出す?

喪中はがき(年賀欠礼状)は、近況報告ではなく「新年の挨拶を控えます」の連絡です。
相手に気を遣わせないために、文章は簡素なほうが丁寧に見えます。

いつ出す?時期の目安

目安はこれだけ押さえればOKです。

・11月中旬〜12月上旬:いちばん無難
・12月中旬以降:相手が年賀状を準備済みの可能性が高い
・年明け後:喪中はがきではなく、寒中見舞いに切り替える

遅れてしまったら、無理に追いかけず、寒中見舞いで整えた方がきれいです。
寒中見舞いの記事はこちら

誰に送る?送らない?

基本は「年賀状のやり取りがある相手」に送ります。

・親戚
・友人
・仕事関係(年賀状を交換している場合)

逆に、送らなくても問題ないケースも普通にあります。

・そもそも年賀状のやり取りがない
・親しい相手には別の連絡で済ませている
・会社で年賀状文化が薄い(送受がほぼ無い)

書き方の型(これに当てはめれば完成)

喪中はがきは、だいたいこの順番で整います。

1)頭語(謹賀新年など)は書かない
2)年賀欠礼の挨拶
3)喪中の事実(続柄+逝去時期だけ)
4)生前の厚情へのお礼
5)結び(相手の健康を気遣う一文)
6)日付(令和○年○月)
7)差出人(住所・氏名、必要なら連名)

文章テンプレ(そのまま使えます)

年末ご多忙の折から恐れ入ります
喪中につき年末年始のご挨拶を失礼させていただきます
本年○月に(続柄:父/母/祖父/祖母 など)が逝去いたしました
生前賜りましたご厚情に深く御礼申し上げます
寒さ厳しき折 どうぞご自愛ください
令和○年○月

例文集

友人向け(少しやわらかめ)

喪中につき年末年始のご挨拶を失礼させていただきます
本年○月に祖母が逝去いたしました
生前は大変お世話になりありがとうございました
寒い日が続きますので どうぞお体に気をつけてお過ごしください
令和○年○月

会社関係(かため)

喪中につき年末年始のご挨拶を失礼させていただきます
本年○月に父が逝去いたしました
生前賜りましたご厚情に深く御礼申し上げます
皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます
令和○年○月

親しい相手に、最低限で伝えたいとき(短文)

喪中につき年末年始のご挨拶を失礼いたします
本年○月に母が逝去いたしました
寒さ厳しき折 どうぞご自愛ください
令和○年○月

よくある迷い

亡くなったのが年末で、喪中はがきが間に合わない

寒中見舞いに切り替えでOKです。
無理に突貫で出すより、丁寧に整います。

相手も喪中だった

喪中同士でも、年賀欠礼の連絡として出して問題ありません。
ただ、すでに相手から喪中はがきが来ているなら、こちらは寒中見舞いで一言添える形でも十分です。

どこまで事情を書く?

書かないのが正解です。続柄と時期だけで十分。
詳しい説明は、相手に気を遣わせることがあります。

まとめ

喪中はがきは「短く・静かに・要点だけ」で失礼になりません。
間に合わなければ寒中見舞いに切り替えれば大丈夫です。
できる範囲で整えたら、それで十分です。

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