はじめに
「葬儀屋って、実際どんな仕事をしているの?」
そう聞かれることがあります。
葬儀屋というと、通夜や葬儀の式場に立っている人を思い浮かべる方が多いかもしれません。
ですが実際には、式当日だけが仕事ではありません。
故人様の搬送、安置、打ち合わせ、火葬場の予約、宗教者との調整、式場準備、通夜・葬儀の進行、火葬場への案内、葬儀後の対応まで、仕事の範囲はかなり広いです。
また、葬儀屋の仕事は「やりがいがある」と言われる一方で、「きつい」「ブラックでは?」「やめとけと言われるのは本当?」と不安に思われることもあります。
この記事では、現役の葬儀社スタッフ・一級葬祭ディレクターの目線から、葬儀屋の仕事内容、勤務時間、夜勤、休み、きつさ、向き不向きまで整理して解説します。
葬儀の全体像を先に知りたい方は、葬儀の流れをわかりやすく解説した記事もあわせて読むと理解しやすいです。

この記事でわかること
- 葬儀屋の主な仕事内容
- 葬儀屋の勤務時間・夜勤・休みの実態
- 葬儀屋がきつい、ブラックと言われやすい理由
- 一貫担当制と分業制による働き方の違い
- 葬儀屋に向いている人・向いていない人
- 葬儀屋として働く前に確認したいポイント
3行まとめ
葬儀屋の仕事は、式当日だけでなく搬送・安置・打ち合わせ・手配・式進行・アフター対応まで幅広い仕事です。
勤務時間や夜勤、休みの取り方は、会社の体制や担当範囲によって大きく変わります。
きつい面はありますが、人の役に立っている実感が強く、段取り力・接客力・判断力が鍛えられる仕事でもあります。
葬儀屋の仕事内容は「式をするだけ」ではない
葬儀屋の仕事は、通夜や葬儀の本番だけではありません。
むしろ、式が始まる前の準備や、見えないところの段取りがかなり多い仕事です。
たとえば、ご家族から連絡を受けたあとには、故人様を病院・施設・自宅などからお預かりし、安置場所へお連れします。
その後、葬儀の日程、式場、火葬場、宗教者、人数、料理、返礼品、供花、遺影写真、会葬礼状など、さまざまな内容を決めていきます。
通夜や葬儀の当日には、式場の準備、親族案内、宗教者対応、焼香案内、弔電確認、出棺準備、火葬場への案内なども行います。
つまり葬儀屋は、単に「式を進める人」ではなく、
ご家族が何から進めればいいかわからない状態を、ひとつずつ形にしていく仕事です。
葬儀屋の主な仕事内容
葬儀屋の仕事内容は、会社によって分業されている場合もあれば、ひとりの担当者が広く関わる場合もあります。
ここでは、代表的な仕事内容を整理します。
搬送・安置
ご逝去後、故人様を病院・施設・自宅などからお預かりし、自宅や会館、安置施設などへお連れします。
この最初の対応は、ご家族にとってとても大きな場面です。
突然のことで混乱している方も多く、何を聞けばいいのか、何を決めればいいのかもわからない状態のことがあります。
そのため、搬送や安置の場面では、単に故人様を移動するだけでなく、ご家族が少し落ち着けるように、次に何をするのかをわかりやすく伝えることも大切です。
葬儀の打ち合わせ
葬儀の打ち合わせでは、葬儀の形式、日程、場所、宗教、人数、予算、火葬時間、料理、返礼品、供花などを決めていきます。
ここで大切なのは、ただ商品やプランを説明することではありません。
ご家族の状況を聞きながら、
「何を優先するのか」
「どこまで呼ぶのか」
「費用はどのくらいにするのか」
「宗教者との関係はどうするのか」
を整理していくことです。
葬儀の打ち合わせは、迷っているご家族に選択肢を整理してもらう場でもあります。
葬儀全体の流れを確認したい方は、葬儀の流れをわかりやすく解説した記事も参考になります。
火葬場・宗教者・式場などの手配
葬儀は、ご家族と葬儀社だけで完結するものではありません。
火葬場、宗教者、式場、霊柩車、料理、返礼品、生花、印刷物など、多くの手配が関わります。
特に火葬場の予約は、地域や時期によって日程に影響します。
そのため、葬儀屋の仕事では「段取り」がかなり重要です。
見えないところで確認や手配を積み重ねることで、通夜や葬儀の当日が滞りなく進みます。
通夜・葬儀の準備と進行
通夜や葬儀の当日は、式場の確認、祭壇の確認、供花の並び、受付準備、親族控室の確認、宗教者対応、弔電確認、焼香案内、出棺準備などを行います。
ご家族から見ると、葬儀は「その日だけ」の出来事に見えるかもしれません。
ですが現場では、式が始まる前から細かい確認が続いています。
特に葬儀はやり直しがきかない場面です。
名前の読み間違い、弔電の読み漏れ、焼香順の確認不足、供花名札の間違いなど、細かなミスがご家族の後悔につながることもあります。
だからこそ、葬儀屋には慎重さと確認力が求められます。
火葬場への案内
葬儀・告別式が終わると、出棺して火葬場へ向かいます。
火葬場では、到着後の案内、収骨までの流れ、控室での過ごし方などを説明します。
地域や火葬場によって流れは違いますが、ご家族にとっては慣れない場所です。
そのため、ここでも「次に何が起こるのか」をわかりやすく伝えることが大切です。
葬儀後の対応・事前相談・会館管理
葬儀屋の仕事は、葬儀が終わったら完全に終わりというわけではありません。
葬儀後には、請求、返礼品、法要、仏壇、お墓、納骨、相続関係の案内などが関わることもあります。
また最近は、亡くなる前に葬儀の相談をする「事前相談」も増えています。
事前相談では、葬儀の費用、会館、安置場所、家族葬、一日葬、直葬、宗教者の有無などを確認していきます。
会社によっては、通夜・葬儀の担当だけでなく、会館管理、安置室の確認、電話対応、火葬予約、事前相談などを中心に担当する職種もあります。
葬儀屋というと、式場で進行している人だけを思い浮かべるかもしれません。
ですが実際には、表に見えにくいところで、ご家族が安心して葬儀を進められるように支えている仕事も多いです。
式場が整っているか。
安置室は適切に管理されているか。
火葬場の予約は取れているか。
事前相談で聞いた内容が、実際の葬儀に引き継がれているか。
こうした裏方の確認があるからこそ、通夜や葬儀の当日が大きく崩れずに進みます。
葬儀社の仕事は、式当日の進行だけではありません。
ご家族の不安を受け止め、必要な情報を整理し、現場につなぐ仕事でもあります。
終活全体の考え方を知りたい方は、終活とは何かをわかりやすく解説した記事も参考になります。
葬儀屋の勤務時間は会社によって大きく違う
葬儀屋の勤務時間は、会社によってかなり違います。
定時が決まっている会社もありますが、実際には通夜、葬儀、搬送、打ち合わせ、火葬時間などに合わせて動くことが多いです。
そのため、一般的な会社員のように「毎日同じ時間に始まり、同じ時間に終わる」とは限りません。
特に通夜がある日は、帰りが遅くなりやすいです。
また、葬儀は土日祝にも行われます。
そのため、葬儀屋の休みはシフト制になることが多く、土日固定休とは限りません。
ただし、すべての葬儀会社が同じ働き方ではありません。
大手のように分業が進んでいる会社もあれば、小規模でひとりの担当者が幅広く対応する会社もあります。
葬儀屋の勤務実態を見るときは、
「葬儀業界だからこう」と決めつけるより、その会社がどこまで担当者に任せているかを見ることが大切です。
葬儀屋の働き方は「一貫担当制」と「分業制」で変わる
葬儀屋の働き方は、会社によってかなり違います。
ひとりの担当者が、搬送、安置、打ち合わせ、通夜、葬儀、火葬場案内、葬儀後の対応まで広く担当する会社もあります。
一方で、近年は分業が進んでいる会社もあります。
たとえば、電話受付、搬送、事前相談、見積もり、式場準備、当日の進行、葬儀後の案内などを、それぞれ別の担当者や部署で分ける形です。
分業制にはメリットがあります。
担当する範囲がはっきりするため、残業や急な負担を減らしやすくなります。
また、同じ業務を繰り返すことで、その分野の練度も上がりやすくなります。
たとえば、事前相談を多く担当する人は、費用やプラン説明に強くなります。
式場や安置室の管理を多く担当する人は、会館の動きや当日の準備に強くなります。
現場進行を多く担当する人は、通夜・葬儀当日の判断に強くなります。
ただし、分業制には弱点もあります。
自分の担当分野には詳しくなる一方で、他の分野が見えにくくなることがあります。
たとえば、見積もりや事前相談を担当する人が、当日の現場の動きまで十分にイメージできない。
反対に、現場進行を担当する人が、事前相談でご家族がどのような不安を話していたのかを知らない。
こうしたズレが起きることもあります。
だからこそ、葬儀屋の仕事を見るときは、
「葬儀屋は何でも全部やる仕事」と決めつけない方がいいです。
その会社が一貫担当制なのか、分業制なのか。
自分がどの業務を担当するのか。
他の部署との連携はどうなっているのか。
ここまで確認しておくと、実際の働き方が見えやすくなります。
| 働き方 | 特徴 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 一貫担当制 | ひとりの担当者が葬儀全体を広く見る | ご家族との関係を作りやすく、全体像を把握しやすい | 担当範囲が広く、残業や負担が増えやすい |
| 分業制 | 搬送・相談・式場準備・進行などを分ける | 担当分野の練度が上がり、負担を分散しやすい | 他分野の動きが見えにくくなることがある |
夜勤・当直・オンコールはあるのか
葬儀屋に夜勤や当直があるかどうかは、会社によります。
葬儀の依頼は、昼間だけに限りません。
病院や施設からの連絡は夜間に入ることもあります。
そのため、会社によっては夜勤、当直、オンコール体制があります。
一方で、夜間対応を専門部署が行っている会社や、搬送を専任スタッフ・外部業者と分業している会社もあります。
つまり、葬儀屋だから必ず夜勤があるとは言い切れません。
ただし、就職や転職を考えるなら、求人票や面接で次の点は必ず確認した方がいいです。
- 夜勤はあるのか
- 当直はあるのか
- オンコール対応はあるのか
- 夜間搬送も担当するのか
- 通夜後の残業や勤務調整はどうなるのか
- 夜間手当や当直手当はあるのか
ここを確認しないまま入社すると、働き始めてから「思っていた働き方と違う」となりやすいです。
葬儀屋の休みは土日固定ではないことが多い
葬儀屋の休みは、土日固定ではないことが多いです。
理由はシンプルで、葬儀は曜日に関係なく発生するからです。
一般的な会社なら土日祝が休みでも、葬儀社は土日祝に通夜や葬儀が入ることがあります。
そのため、休みはシフト制になることが多いです。
また、地域によっては友引の日に火葬場が休みになることがあり、友引前後で葬儀の日程が動くこともあります。
もちろん、会社の規模や体制によって休みの取りやすさは違います。
家族との予定を合わせたい人、土日休みを重視したい人、子育てや介護との両立を考えている人は、入社前に休日制度を確認しておいた方が安心です。
葬儀屋がきつい・ブラックと言われやすい理由
葬儀屋の仕事は、きついと言われることがあります。
これは、半分は本当です。
ただし、「葬儀屋=全部ブラック」と決めつけるのは雑です。
きつさの中身を分けて考える必要があります。
葬儀屋の仕事がきついと言われやすい理由は、主に次のようなものです。
- 勤務時間が不規則になりやすい
- 通夜や搬送で帰りが遅くなることがある
- ご遺体対応に慣れるまで精神的負担がある
- ご家族の悲しみや怒りを受け止める場面がある
- ミスがご家族の後悔につながりやすい
- 体力仕事もある
- 覚えることが多い
- 会社によっては営業やノルマ要素がある
特に、葬儀はやり直しがききません。
一度きりの場面だからこそ、責任の重さがあります。
だからこそ、軽い気持ちでできる仕事ではありません。
葬儀屋の仕事が大変と言われる理由をさらに詳しく知りたい方は、葬儀屋さんは大変?現場で感じるきつさと続ける工夫も参考にしてください。
それでも葬儀屋の仕事にやりがいがある理由
葬儀屋の仕事は、楽な仕事ではありません。
ですが、やりがいはあります。
それは「ありがとう」と言われるから、という単純な話だけではありません。
ご家族が混乱している中で、少しずつ状況を整理していく。
何から決めればいいかわからない状態を、ひとつずつ進められる形にする。
故人様らしいお別れに近づける。
ご家族が後悔しないように、必要な確認を先回りする。
そうした積み重ねが、葬儀屋の仕事の価値だと思います。
葬儀の現場では、ご家族が最初から冷静に判断できるとは限りません。
突然のことで頭が真っ白になっている方もいます。
費用が不安な方もいます。
親族関係で悩んでいる方もいます。
宗教や菩提寺のことで困っている方もいます。
その中で、葬儀屋は「次に何をすればいいか」を示す役割を持っています。
派手な仕事ではありません。
でも、ご家族が少し落ち着いて、
「これで進めればいいんですね」
と思えるようになったとき、この仕事の意味を感じます。
現場で大事なのは「寄り添う力」だけではない
葬儀屋に必要な力というと、「ご遺族に寄り添う力」と言われることがあります。
もちろん、それは大切です。
ただ、現場ではそれだけでは足りません。
火葬時間に間に合わせる。
宗教者の到着時間を確認する。
供花や弔電の名前を間違えない。
親族の人数変更に対応する。
ご家族が迷っているときに、選択肢を整理する。
会館や安置室の状態を確認する。
葬儀屋に必要なのは、やさしさだけではありません。
確認力、段取り力、判断力も必要です。
ご家族の気持ちを大切にしながら、現実の時間と手配を前に進める。
ここが、葬儀屋の仕事の難しさでもあり、専門性でもあります。
「寄り添う」とは、ただ一緒に悲しむことではありません。
ご家族が判断できるように情報を整理すること。
必要な確認を先回りすること。
当日になって困らないように準備すること。
それも、葬儀屋としての大切な寄り添い方だと思います。
葬儀屋に向いている人
葬儀屋に向いているのは、特別に話がうまい人だけではありません。
むしろ、落ち着いて話を聞ける人の方が向いています。
葬儀屋に向いている人は、次のような人です。
- 人の話を最後まで聞ける人
- 感情に寄り添いながら、冷静に段取りできる人
- 急な変更にも対応できる人
- 確認作業を面倒がらない人
- 裏方の仕事を大切にできる人
- 清潔感や礼儀を意識できる人
- 人の死に関わる仕事を軽く扱わない人
葬儀の現場では、予定どおりに進まないこともあります。
親族の人数が変わる。
宗教者の到着時間が変わる。
火葬場の時間に合わせて進行を調整する。
弔電や供花が追加になる。
ご家族の気持ちが途中で変わる。
そうした変化に対して、慌てずに整理できる人は向いています。
また、葬儀屋の仕事は「自分が前に出て目立つ仕事」ではありません。
主役は故人様とご家族です。
その場を支える裏方の役割に価値を感じられる人は、葬儀の仕事に向いています。
葬儀屋に向いていない人
反対に、葬儀屋に向いていない人もいます。
きれいごとで「誰でもできます」とは言いません。
次のような人は、葬儀屋の仕事で苦しくなりやすいです。
- 土日休み・定時退社を絶対条件にしたい人
- 急な予定変更が極端に苦手な人
- 感情の切り替えが苦手すぎる人
- 細かい確認を面倒に感じる人
- 人の死に関わる仕事を軽く考えている人
- 緊張感のある場面に極端に弱い人
- 体力仕事をまったく避けたい人
もちろん、最初から完璧である必要はありません。
未経験から学べることも多いです。
ただし、葬儀屋は人の人生の最後に関わる仕事です。
「なんとなく楽そう」
「人と話すだけでよさそう」
「式のときだけ働けばよさそう」
そう思って入ると、ギャップは大きいと思います。
葬儀屋として働く前に確認したいこと
葬儀屋として働くことを考えているなら、求人票の雰囲気だけで判断しない方がいいです。
特に確認したいのは、次の点です。
- 夜勤・当直・オンコールはあるか
- 搬送も担当するのか
- 通夜対応後の残業代や勤務調整はどうなるか
- 休日数と希望休の取りやすさ
- 分業制か、一貫担当制か
- 互助会営業やノルマはあるか
- 未経験者への教育体制はあるか
- 葬祭ディレクター資格取得の支援はあるか
- メンタル面で相談できる上司や体制があるか
同じ葬儀業界でも、働き方は会社によってかなり違います。
大手で分業が進んでいる会社もあれば、小規模で一人が幅広く担当する会社もあります。
事前相談を重視する会社もあれば、施行件数を重視する会社もあります。
搬送、打ち合わせ、式進行、アフターまで一貫して担当する会社もあれば、部門ごとに分かれている会社もあります。
働き始めてから後悔しないためには、
「葬儀屋として働く」ではなく、「その会社でどの業務をどこまで担当するのか」まで確認することが大切です。
葬儀屋は未経験でも働けるのか
葬儀屋は、未経験でも働けます。
実際に、異業種から葬儀業界に入る人もいます。
ただし、覚えることは多いです。
葬儀の流れ、宗教ごとの違い、火葬場の運用、式場の使い方、安置の方法、ご遺族対応、見積り、返礼品、供花、料理、弔電、焼香案内など、入社後に学ぶことはかなりあります。
また、地域によって葬儀の慣習も違います。
関東と関西で違うこともありますし、同じ関西でも地域によって細かな違いがあります。
未経験で入るなら、教育体制がある会社を選ぶことはかなり重要です。
葬儀屋に資格は必要なのか
葬儀屋として働くために、入社時から必ず資格が必要とは限りません。
ただし、実務経験を積んだあとに目指せる資格として、葬祭ディレクター技能審査があります。
資格があるから何でもできる、というわけではありません。
ですが、葬儀の知識や実務経験を示すひとつの目安にはなります。
特に、ご家族に説明する仕事では、知識だけでなく、経験に基づいた判断が求められます。
資格はゴールではなく、現場で必要な知識と経験を整理するためのものと考えるとよいと思います。
葬儀屋はブラックなのか
葬儀屋はブラックなのか。
これは、会社によります。
不規則な勤務になりやすい業界であることは事実です。
通夜、葬儀、搬送、火葬場の時間、ご家族の都合に合わせて動くため、予定どおりに終わらない日もあります。
一方で、分業化や勤務管理が進んでいる会社もあります。
夜間対応を専門部署に分けている会社もありますし、担当範囲を分けて負担を減らしている会社もあります。
だからこそ、「葬儀屋はブラック」と一言で決めつけるより、会社ごとの体制を見ることが大切です。
求人を見るときは、仕事内容だけでなく、勤務時間、休日、夜勤、当直、残業、手当、担当範囲まで確認しましょう。
まとめ
葬儀屋の仕事は、式当日だけではありません。
故人様の搬送、安置、打ち合わせ、火葬場や宗教者の手配、式場準備、通夜・葬儀の進行、火葬場への案内、葬儀後の対応まで、幅広く関わります。
勤務時間は会社によって違いますが、通夜や搬送、火葬時間に合わせて動くため、不規則になりやすい仕事です。
夜勤や当直がある会社もあれば、分業している会社もあります。
また、近年は一人の担当者がすべてを抱える形だけでなく、相談、搬送、式場準備、現場進行、アフター対応などを分ける会社もあります。
分業制には、負担を減らしやすい、担当分野の練度が上がりやすいという良さがあります。
一方で、他の分野の動きが見えにくくなる弱点もあります。
だからこそ、葬儀屋として働くことを考えるなら、
「葬儀屋はどんな仕事か」だけでなく、
「その会社では、自分がどこまで担当するのか」を確認することが大切です。
葬儀屋の仕事には、きつい面があります。
責任も重いです。
ご家族の感情を受け止める場面もあります。
やり直しがきかない緊張感もあります。
それでも、葬儀屋の仕事には意味があります。
ご家族が混乱しているときに、次の一歩を示す。
後悔が少なくなるように、必要な確認をする。
故人様らしいお別れに近づける。
そうした場面に関われるのが、葬儀屋の仕事です。
葬儀の仕事が大変と言われる理由をもう少し詳しく知りたい方は、葬儀屋さんは大変?現場で感じるきつさと続ける工夫も参考にしてみてください。
FAQ
葬儀屋は未経験でも働けますか?
未経験でも働けます。
ただし、覚えることは多いです。葬儀の流れ、宗教ごとの違い、火葬場の運用、ご遺族対応、式場準備など、入社後に学ぶことはかなりあります。
未経験で入るなら、教育体制がある会社を選ぶと安心です。
葬儀屋に資格は必要ですか?
入社時に必須とは限りません。
ただし、実務経験を積んだあとに葬祭ディレクター技能審査などを目指すことはできます。
資格は、葬儀の知識や経験を整理するひとつの目安になります。
葬儀屋に夜勤はありますか?
会社によります。
夜間搬送や当直がある会社もあれば、夜間専門部署や外部委託で分業している会社もあります。
求人を見るときは、夜勤、当直、オンコールの有無を確認しましょう。
葬儀屋はブラックですか?
会社によります。
不規則勤務になりやすい業界ではありますが、分業化や勤務管理が進んでいる会社もあります。
勤務時間、休日、夜勤、残業、手当、担当範囲を確認することが大切です。
葬儀屋の仕事はきついですか?
きつい面はあります。
特に、不規則な勤務、責任の重さ、ご遺族対応、体力面の負担はあります。
ただし、人の役に立っている実感が強く、段取り力や接客力が鍛えられる仕事でもあります。
葬儀屋に向いている人はどんな人ですか?
落ち着いて話を聞ける人、段取りを組める人、急な変更に対応できる人、確認を丁寧にできる人です。
目立つ仕事というより、故人様とご家族を支える裏方の役割に価値を感じられる人に向いています。


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